diamond & emeralds / CARE
イアン・ブロウディとポール・シンプソンが83年に結成したユニット、ケアーはたった3枚の
シングルを残し解散した。本作は97年にシングルとアルバム用の曲を集めてリリースされた
コンピレーション。裏ジャケに「Rescured from the vaults, CAMDEN proudly presents....」と
あるが、本当によくぞリリースしてくれたと拍手を送りたい。歌詞的にはロマンティック
すぎる面がなきにしもあらずだが、シンプソンのマイルドな歌声に絡む
アコースティックとエレクトロニクスを巧みに融合させた不思議にノスタルジックなサウンドは、
聴く度に心が高揚してくる。シングル・カットされた「フレイミング・スウォード」はその代表。
7インチと12インチでミックスを若干変える(♪Who will buy my flaming sword♪の後のピアノ等)
など、ツボを押さえた構成も絶品。後の二人の活動を見る限り、このケアーでの活動が二人に与えた
影響は、かなり大きかったと思われる。
BRINGING HOME THE ASHES / THE WILD SWANS
ケアーをへたポールが、元ロータス・イータズのジェレミー・ケリーらとともにワイルド・
スワンズを復活させ、リリースした1stアルバムが本作(88年)。マイルドなポールのヴォーカルと、
ジェレミーのギターの組み合わせは絶品。曲も明るくポップで、名曲揃い。プロデューサーの
ポール・ハーディマンはエンジニアとしても有名で、ケイト・ブッシュが72トラックで
レコーディングした『ドリーミング』のミキサーとしても知られている(ポール・ハーディマンは
『ドリーミング』でヴォーカル?も披露している。アルバムの最後を飾るエキセントリックな
ナンバー「狂気の館」で、曲の最初と最後に聞こえる"Eeyore"といういささか狂気じみた叫びが
それ。)。
MUSIC AND TALK FROM LIVERPOOL / THE WILD SWANS
『ブリンギング・ホーム・ジ・アッシェズ』
のプロモーションのため、米サイアーがリリースした5曲入りプロモCD(PRO-CD-3062)で、
曲と曲との間にジェレミー・ケリーのバンド紹介や曲紹介がはいっているという内容。
「Revolutionary Spirit」も特別に収録されており、
ジェレミーは「コレクターズ・アイテムだよ(笑)」と紹介している。
裏ジャケには「SPECIAL THANKS to BILL DRUMMOND」のクレジットがある。
ebayで11ドル(総支払い15.40ドル)。
SPACE FLOWER / THE WILD SWANS
ポール・シンプソンがイアン・ブロウディを始め、アイシクル・ワークスのイアン・マクナブ、
クリス・シャーロック(ラーズにも一時在籍)らゲスト・プレイヤーを迎え、ワイルド・スワンズ
名義で発表した2ndアルバム(90年)。明るいメロディーとポール・シンプソンのマイルドな
ヴォーカルは健在だが、1stに比べるとギターがより全面に出ている。