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§4.プラスチック



 20世紀文明を支えた化学物質の1つがプラスチックであることは、論を待たない。プラスチックとは、塑性変形によって成形できる高分子化合物の総称で、ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル・ポリ塩化ビニリデンなど)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド(ナイロン)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネイト、シリコーン、アクリル、ABSなどがある。プラスチックは、一般に軽くて成形が容易であり、化学的に安定で腐食されにくいため、製品素材としてきわめて有用である。しかし、バクテリアなどによって自然に分解されないため、プラスチック廃棄物をどのように処理すべきかが、大きな社会問題としてクローズアップされている。また、最近になって、環境毒性を懸念する声も出ている。

環境毒性



 ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル製品から環境ホルモン作用のある化学物質が溶出するという説があるが、決定的な毒性評価は行われていない。
 環境ホルモン作用については、前節 を参照のこと。

廃棄物問題



 プラスチック廃棄物については、「「持続可能な発展」のための技術−焼却・埋立処理の弊害

 リサイクルについては、「「持続可能な発展」のための技術−リサイクルの現状と今後
をそれぞれ参照のこと。


©Nobuo YOSHIDA