科学と技術の諸相2020/03/15 更新
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★★新著のお知らせ★★

下記の通り、時間に関する新著が1月15日に刊行されました。

時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 「時間はどこから来て、なぜ流れるのか?
   最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」
   (ブルーバックス)

(→Amazonの該当ページへ

吉 田 伸 夫 著
講談社
定価1000円(税別)
新書判/240ページ
発売日 : 2020/01/15
【出版社からの内容紹介】
科学が捉えた「時間の本質」――時間は過去から未来へ流れて《いない》!?
時間の正体は、宇宙の起源につながっている。
時間とは何か? 時は本当に過去から未来へ流れているのか?
「時間が経つ」とはどういう現象なのか?
先人たちが思弁を巡らせてきた疑問の扉を、いま、物理学はついに開きつつある。
相対性理論、宇宙論、熱力学、量子論、さらには神経科学を見渡し、科学の視座から時間の正体に迫る。

◇本書「はじめに」の内容は、「あのニュートンですら「時の流れ」にふわっとした解釈をした理由」(講談社・ブルーバックスのサイト)に掲載されています。
◇書籍ダイジェストサービスSERENDIPに、本書の要約「【新書】現代物理学で「時間は流れていない」のはなぜか」が掲載されました(全文読むには、会員登録が必要です)。
他の著書の紹介

★★吉田の近況★★


★★気になるニュース★★

新型肺炎騒動、続く(20/02/09)

 新型コロナウィルスによる肺炎の流行は拡大を続け、それとともに報道が過熱の一途をたどっている。
 コロナウィルスは、電子顕微鏡で見たときの形状がコロナを伴った太陽に似ていることから名付けられたウィルスで、通常の風邪の3分の1程度がコロナウィルスによる。重症化しやすい新型のコロナウィルスとしては、2003年に中国やアジア各地で広まり800人近くが死亡したSARSと、2012年にサウジアラビアで確認され少なくとも850人が死亡したMERSが知られている。症状が出た感染者は、SARSで8000人、MERSで2500人とされるが、実際には、それより遥かに多くの感染者が存在したと考えられており、死亡したのは、大半が高齢者や重篤な持病を抱えていた者。
 コロナウィルスの感染経路は、接触感染(感染者からのウィルスが付着したドアノブなどに触れ、その手で目口鼻の周囲に触ることでウィルスが侵入する)と飛沫感染(咳やくしゃみによって飛び散ったウィルス入りの飛沫が直接体内に入る)が主なもので、空気感染(空気中に漂う微粒子に付着したウィルスから感染する)のリスクはほとんどない。
 新型肺炎を防ぐ最善策は、人混みを避けること。感染者から2メートル以上離れると、飛沫感染の危険性は低くなる。次いで、手洗い・うがい・マスクといった対策が考えられる。
 接触感染を防ぐためには、手洗いが効果的。うがいが新型コロナウィルスに対して有効かどうかは確認されていないが、通常の風邪の予防にもなるので、励行するのが好ましい。マスクに関しては、医学的なエビデンスがないという理由から推奨しない医師もいるが、エビデンスがないのは、マスクのメーカーに中小企業が多く、多額の費用がかかる有人実験(複数のボランティアをマスク着用と非着用の2グループに分けてウィルスを何カ所かに散布した施設で生活してもらい、感染率や症状の重さを比較する)が充分に行われていないためと推測される。鼻梁から顎までを不織布でしっかりと覆うマスクの場合、病原体で汚染された手指が口や鼻に直接触れるのを妨げるので、感染リスクを何パーセントかは低減する効果があるはず(もちろん、マスクをすれば安心というわけではなく、マスクの下から指を突っ込んで鼻をほじったりするとぶち壊しである)。
 新型コロナウィルスの感染率はSARSよりも低いと言われており、注意を要するもののむやみに恐れる必要はない。むしろ、日本だけで毎年1000人を超える死者を出しているインフルエンザの方が恐ろしい。1000人というのは死因として報告された数であり、関連死を含めると、インフルエンザがもたらす死亡数は年によって数万人に達すると言われる。折しも、現在、米国ではインフルエンザが大流行中であり、死者数(日本とはカウントの仕方が異なることに注意)が1万人を超えたとの報道もある。
 疾病対策には、まず科学的な知識と正確な情報を身につけることが重要である。
(→過去の「気になるニュース」

★★Q & A★★

質問 細菌は人間と共生して役にも立っていますが、 ウィルスも人間と共生して役に立っているのでしょうか?【その他】
質問 『時間はどこから来て、なぜ流れるのか?』を読ませていただきましたが、短い「まとまりを持つ意識」ではなく、「一生の全ての時間の意識」を一斉に感じられてもおかしくないのでは、と思いました。このことに何か論理的あるいは物理的な説明がつけられないでしょうか。また、時間が流れる感じが物質に内在するものではなく、外部から動かされるものという説は全くありえないのでしょうか。【その他】
質問 もし慣性質量と重力質量が違ったら、どのようなことが起こりますか?【現代物理】
質問 人間は、同じ星に住んでいるため環境問題を共有してしまいますが、 将来他の惑星に進出するようになっても、何か宇宙規模の環境問題に悩まされるようになるのでしょうか。【環境問題】
質問 速さは光速が上限と聞きましたが、回転に上限はあるのでしょうか。大きさがなければ、少なくとも光速の制限にはひっかからない気がしますが。【現代物理】

【告知】2019年12月をもって、Q&Aコーナーで利用してきたメールデコードのCGIが提供中止になったため、当ホームページ内部から質問を受け付けられなくなりました。そこで、代わりにQ&Aの一部を掲載するブログを開設し、そのコメント機能を介して質問できるようにしました。以下のリンクからブログにアクセスしてください。
 なお、ブログの仕様により、トップページからはコメントできないので、個々の質問/回答のページでのコメントとして質問をお送りください。すぐに表示はせず、いったん吉田が質問を受け取り回答を作成してから、新たな質問/回答として掲載します(様子を見て、方式を変更するかもしれません)。
 また、「気になるニュース」を独立させたブログも開設しました。内容は、当ホームページと同じです。
ブログ「科学と技術の諸相 −Q&A−」
ブログ「科学と技術の諸相 −気になるニュース−」
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この世界についての仮説
(同じ著者による独立したページ)

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