2006/8/26
「噂の男」/パルコ劇場
cast : 堺雅人、橋本じゅん、八嶋智人、山内圭哉、橋本さとし、猪岐英人、水野顕子
作:福島三郎、潤色・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ。
あんまし予備知識ナシに見たんだが、これがあったかいコメディを書く福島さん???と思ってしまった。
あとでパンフを読むとだ。ケラさんが相当脚色してるんだなー、と。んでもって役者さんと一緒に 作っていったって感があるなと。どの部分が福島さんなのかわかんないくらいで…。
お話。大阪の劇場地下のボイラー室、現在と12年前と交差して進むうち、登場人物の裏の顔が次々と明らかになっていく。。。
そんな中に笑い。純粋な「笑い」は漫才シーンだけ??と思えるくらい、グロい場面を中和する「笑い」が多々あり。 ストーリー自体はよく出来ていてとても面白かった。またこれだけの役者が揃ってて面白くないわけがない。演出していく上で作られたであろうその役者さんならではの芝居があって○。あっというまの二時間半。
しかし、こんなバイオレンスで悪意に満ちた物語だとはね。もう一回観ようか?とはならないなあ。この気持ちの悪さはこの間観た「LastShow」に近い。ただ、あれはほんの少し救いがあったけど、こちらは救いがないんだよね。とことんみんな悪い。結局最後支配人はどうなったのよ、てのも気になるけど。
堺さんは、ホモでした。ちょっとリアルな感じでキモいよ〜。「喜怒哀楽全てを笑顔で表現する男」。爆笑です。
じゅんさん。こっちもこわいんだよ。相当悪いヤツ。最後まで。
八嶋さん。「おしゃべりしつつ笑いながら暴力」な感じ。
山内さん。いつもの感じ。ふつーにはまってたな。
さとしさん。こいつも。こいつだけ救いようのあるやつかと思いきや、虐待男。ミュージカルも好きだけど、今回のような普通の芝居もたまにはしてほしいです。
こんだけ達者な役者さんの芝居は観てて面白い。お話も現在と過去を行き来し、謎解きっぽい展開であきさせない、それにのっかった「いや〜な」演出。3つがっつり合わさっていい舞台をみせて貰いました。ただ、後味は悪い。。。