2007/1/3

「朧の森に棲む鬼」/ 新橋演舞場

cast : 市川染五郎、阿部サダヲ、秋山菜津子、真木よう子、高田聖子、粟根まこと、小須田康人、田山涼成、古田新太、ほか



いつともどことも知れぬ戦乱の時代、主人公ライは弟分のキンタと放浪中、鬼が棲むという朧の森に迷い込み、魔物と出会い己の命と引き換えに強大な力を持つ剣を手に入れ、野心を持って頂点を目指していくが。

珍しくワルが主役のお話。染五郎は人間悪の固まりのような役柄で、いい意味で共感できないキャラクターを見事に演じてました。救いようがないワルだな〜と思ってたらキンタには致命傷を負わせなかった、というとこで「あり?」って感じで。だったらもすこし情が欲しかったんだけど。。。

ラスト近くから結局どう終わるんだろ?って暗転が多くて。んでラストだな?どうなのどうなの思ったらやられっぱだけど死ねない、んじゃ自分で切る?って感じ。。。う〜ん。なんかすっきりしない。結局、勧善懲悪&単純明快では終わらないハナシなのでスカっとはできない。。。

ただラストシーンの「見せ場」の凄さはさすがです。大量の水と血!ところどころでも水が多用されてて楽しめた。

一番の役者は阿部サダヲさんですな〜。芝居もいいし間もいいし、殺陣もいいし、笑いも○。 途中CDが飛んだような感じで歌がフルで歌えず、楽しませてくれたけど、そういうネタなのかと思ってたら本当は音声トラブルだったようでカーテンコールで改めてフルで歌えてました。よかったねえ。あれはあれて楽しかったし、ラストも盛り上がって良かったような?
ツナの秋山菜津子さんは強く哀しい女。キレーだわあ。。。
高田聖子さんのシキブは笑いも含んだ哀しい女。
古田さん、前半消化不良、もっと出てきて〜!終盤はかっこいい姿が見れてよかったわ。もう大御所並の貫禄ね。

個人的に好きなストーリーではなかったけど、豪華メンバーと全体の演出、舞台としては娯楽大作!って感じで贅沢に楽しめる作品でした。