2004/5/22

「この命は誰のもの?」/四季劇場

cast : 劇団四季



自殺を考えることが精神異常?というようなセリフ。はて。どうなんだろうか? 「自殺」というとおおごとな感じだけれども、この主人公は「生きる意味」がなくなったから 「死」を選ぶ、それを可能にするには病院を出なくては、、、というところから始まるおはなし。

何十年も前から再演されているお芝居。平成の今、「尊厳死」についてはわりと認められてきていると思うんだ。 その当時に観ていた人はどんな風に考えているのだろうか。
自分らしく「生きる」道をとるには彼にとってはそれは「死」を意味すること、であったというだけのことなんだけれど。。。

陽平という青年。この世の中にはああいう人っているよね。とても貴重な存在。 私はあの中でいったら婦長さんのような態度を取るのだろうと思う。決して陽平タイプではないことは確か。

泣けるかと思ったけど、泣くまではいかなかったな。ラスト、早田は自由を勝ち取るけれども結局は 病院に残りたい、と告げる。一瞬「え?」と思ったんだけど、後々考えてみると、という感じで。なんか 観てすぐに、というより観た後このことについて色々と思いを巡らせられるお芝居だったな。

けれど、実際、自分がそういう立場に立ったとき、それは早田自身であるか、もしくは医師であるか、婦長や陽平のような 立場であったとき、どうするのだろう?