福島海岸(海水浴場周辺)の西彼杵層群蛎浦層中の貝化石層
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  海水浴場の砂の上に,タマキガイの二枚貝の化石が密集した“蛇の目砂岩”の大きな転石がある。この海岸の磯をつくる地層には含まれていないので,崖の上から落ちてきたものと思われる。

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 蛇ノ目化石層です。露頭での貝化石のようすが蛇の目を思わせることから,松島で古くから呼ばれていた。ほとんどがタマキガイという二枚貝の殻です。死後,流されてきて密集して堆積したと考えられます。
 大瀬戸町柳の海岸や樫の浦の役場跡地にも見られます。ここでは海岸の転石の中で,適度に風化したものから保存の良い合殻の個体を取り出すことができる。この化石層は,厚さ12mであるが,柳から福島まで連続している。
 また,サンドパイプ含有層やカキ殻層も見られる。柳〜福島一帯が同じ環境下にあって一続きの地層が堆積したことがわかる。

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 海岸の砂岩中には,多量のカキ化石と数mm(中には3〜5cm)大の黒色片岩,石英のれきからできているカキれき岩が見られます。
 地下を含めた大島全域で,場所により層数は変化するが,ほぼ同じ層準にこの化石層があることから,かぎ層の一つとされています。

 

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 灰色に見える部分が,カキ化石です。黒色片岩や石英のれきも含まれています。ほとんどがカキ化石です。カキの死後,流されてきて堆積したと思われます。