Aこれも足跡化石!?(実は流痕の一部です。)
ashiato1a.jpg (53434 バイト)  泥部のくぼみの上に砂が堆積してできたものを下から見ている状態です。

 海岸に降りて最初に見たので,これはと思っていたんですが,帰りがけに冷静に見てみると,流痕かなと思うようになり,そのまま海岸に置いてきました。

 この足袋のようなものは,流痕(フル−トキャスト)の一部です。流痕は,砂岩・泥岩の互層中にとくに多く発達するもので,砂岩の下底面に凸形にできるものです。流痕の形は,普通,平面的に長くのびた楕円形ないし長楕円形を示します。
 流痕は,混濁流(かなり粗粒な物質をも混濁した密度の赤い海水の流れ)が海底の急斜面を流れ下る時に,水底に堆積していた泥土の表面を洗い流し,楕円形ないし長楕円形の溝(flute)をつくる。

 写真の下側から上に流れたと考えられる。2つに分かれているのは珍しいと思われます。どちらが先にできたのかは,わかりません。
 わかりしだい,紹介したいと思います。

ashiato1b.jpg (38961 バイト)  流痕の長軸方向の断面を見ると,片方(写真の右側)が高くなっているが,この方が流れの上流側であり,低い方が下流側を示します。
 したがって,流痕の方向の測定は,堆積時の流れの方向を復元する場合にそわめて有力な手がかりになります。
 この写真のは,転石なので,方向はわかりません。