褶曲した結晶片岩(長崎市三京町三重地区海岸)
GEN2A.jpg (73218 バイト)  西彼杵半島を構成するのは,石墨に富む黒色片岩を主とする低温高圧型の長崎変成岩類ですが,一部に緑色片岩の薄い岩体が存在します。
 この地域には,「蛇紋岩メランジェ」としてヒスイ輝石岩など,蛇紋岩の上昇に伴って取り込まれて持ちあげられてきた岩石が見られます。
 また,緑色片岩と蛇紋岩の接触部分では,両者の交代作用によってできたアクチノ閃石や磁鉄鉱などの変成鉱物を多産します。
 白い曹長石が縞状になった見事な褶曲構造が発達します。海面より高さ6.5mの切り立った岩壁には,背斜と向斜とが側圧を受けて等斜褶曲をするようすが見られます。
GEN2B.jpg (71620 バイト)  三重中学校下の岩場を西側へ歩いていくと,西端近くに見られる曹長岩(白い部分)と交互する緑色片岩でできた見事なしゅう曲構造が見られます。すぐ隣りにある緑色片岩はしゅう曲していません。これらは断層で接していて,地殻変動の様子を観察できます。
 地殻変動の力強さを感じます。
GEN2E.jpg (73166 バイト)  西端近くに分布する曹長岩(白い部分)と交互する緑色片岩には,見事な褶曲構造が発達しています。地殻変動の力強さを感じます。
GEN2C.jpg (70934 バイト)  褶曲した結晶片岩のすぐ隣りにある緑色片岩(写真の右上の部分)はしゅう曲していません。
 これらは断層で接していて,地殻変動の様子を観察できます。
GEN2D.jpg (72017 バイト)  断層の部分を拡大したものです。何回も断層運動が起きて,柔らかい部分が褶曲したと思われます。