マインツ(ドイツ)を流れるライン川
ライン川は、スイスに源を発して北海に注ぐ、全長1320キロメートル(日本最長の信濃川の約3.6倍)の大河です。
山から急流となってすぐ海にそそぎ込む日本の河川とは違い、時間をかけてゆっくりと流れる大陸の河川は、長時間陸地と接触するためその中に溶かし込む物質の量が多くなります。
従って、一般的に大陸の河川水は塩類などの
溶解固形分や
濁度成分が多く濁っています。例えばライン川中流の水は、平均的な日本河川の約2〜3倍の溶解固形分
(約600〜800μS/p)があります (
電気伝導率による測定)。また、硬度成分(カルシウムやマグネシウム)は日本の平均的な河川
(約
50mgCaCO3/l )よりもずっと多く約300〜400mgCaCO
3/l もあります。
しかし、どの大陸の河川水も溶解固形分や硬度が多いわけではなく、例えばアフリカの大河ナイルでは、下流のカイロ市付近での硬度成分が
100mgCaCO3/l
前後と言われています。また、大陸でも海岸に近い小河川では硬度の少ないところが多くあります。