ワープロで簿記検定受験
(京都新聞より転載)
ワープロでの日商簿記検定受験
私のように身体の障害等で通常に試験を受けられない場合は、商工会議所の試験担当の方に事前に連絡を取れば、どのような試験方法が可能か、相談に応じてもらえるはずです。
私がワープロでの簿記学習が可能か思い悩んでいた平成3年秋頃、洛西ふれあいの里療護園の職員さんが「パソコン簿記入門」という本を見つけてくれました。この本により私はワープロでの簿記学習は可能と確信、翌年早々に簿記の通信講座を受講開始、春には京都商工会議所に私の受験が可能か打診しました。
私の打診に対して、京都商工会議所の返事は意外とあっさりOKでした。なんでも、京都では私が初めてでも、全国ではすでに何例かの前例があるとの事。私のワープロでの簿記検定受験は快く受諾され、その秋、3級簿記検定受験となりました。
以下は私の場合の試験方法です。
試験会場は商工会議所の御厚意で在宅での受験となりました。これは私の体力的問題、試験会場の設備、試験方法の違いによる他の受験者との兼ね合い、等々、いろんな事の考慮の上でした。
試験開始前に、解答用紙だけ先に見せてもらい、ワープロに解答用紙を作成します。解答用紙が作成し終わったら試験開始。解答用紙作成に際し、過去の出題を参考にあらかじめ何種類ものフォームを準備しておき、フロッピーに保存しておいたら、作成時が楽です。
試験時間は通常通り。試験時間が終われば即、解答用紙の印刷をします。私の場合、この印刷したものが試験の解答用紙として提出となりました。
試験で使用した物はワープロと電卓。ワープロはできるだけ画面の大きいもの(表示行数の多いもの)が良いでしょう。文書作成時に簡易な四則演算(+ー×÷)の機能があれば充分。ワープロの使用説明書を参照しましょう。最近のワープロには文書作成機能とは別に表計算ソフトが付随していますが、これの使用は、かえって時間と手間がかかる場合があります。ちなみに私が使用したワープロは、NEC文豪mini5SXです。電卓は3級では8−10桁のものを、2級では12桁のものが良いでしょう。
(居室でノートパソコンを操作中)
日商簿記3級合格その後・・・
3級合格翌年、2級に挑戦。わずか2点足らずに不合格も、その翌年に再挑戦で合格。
1995年には、日商4級ワープロ検定を受験、合格。
ワープロ検定の試験方法については別段の特別措置はいただいておりせん。規定通りで受験しました。
ただし上の写真のごとく、私は10本の指でブラインドタッチでの入力は行えません。私のキーボード操作は口にくわえたスティックと、手に固定したスティックです。
ふつうキーボードでの入力は、ローマ字入力が速いと言われますが、私はカナ入力で行います。1文字打つのにローマ字入力ではア行以外はキーを2度叩かねばなりません。カナ入力だと1度で済みます。身体のハンディで10本の指でタイピングの出来ぬ場合はカナ入力の方がスムーズに思われます。
4級検定の試験内容は、10分間に300文字の入力、15分間でビジネス文書作成、5分間で文書の修正。この時間内の私はほとんどキツツキ状態。試験までの練習は肩こりに悩まされる毎日でした。