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白馬岳などは花の山として魅力はあったが、白馬村のいかにも観光目当ての
建物ばかりという強い印象から今まで敬遠してきた。大観光地というのは
それだけでTNにとっては敬遠する理由であったが、最近、木曽駒ヶ岳や
霧ヶ峰でそれでもやっぱり魅力があり人が集まるだけのことはあると思える
ようになり、どこでも行ってみようと思うようになった。
黒菱林道の終点で夜が明けると、目の前に白馬三山の勇姿、凄いなこの景色は
と最初から興奮気味。標高1500mから標高1835mまで上がるリフトの下にお花畑が
ひろがる。凄いな八方はと素直に思う。このときは樹林帯が無いことを意識しな
かったが、八方池から少し登ったあたりからダケカンバ群落が見られる。なんで?
と思いつつ花に気をとられそのまま登山。
唐松岳は花崗岩で、木曽駒ヶ岳と同じような景色・植生が見られた。下山で
ダケカンバ群落が終わったあたりから石が違う、蛇紋岩!,蛇紋岩!,
・・・・、特殊なお花畑が発達するという蛇紋岩だったのです。えっという感じ、
はじめから地質も調べておけばよかったなと思いましたが、まあしかたがありません。
また出直しましょう。いろいろ観察したいことができました。
ダケカンバ群落より下の地質は蛇紋岩らしい。これが八方特有の植物を育み
樹林帯と高山植物帯の高度の逆転現象が見られる理由だという。
面白いですね、地質も植物も!
解説サイトからコピー
『八方尾根の大部分は超塩基性岩(蛇紋岩)からできています。超塩基性というのは化学組成による火成岩の分類のしかたで、この場合はSiO2(二酸化珪素)が非常に少ない岩石(45Wt%以下)という意味をもっています。化学でよく使う酸性−塩基性とは意味が異なることに注意してください。この岩石の仲間の多くは、地下深くのマントルを構成していると考えられています。日本列島ではこのような岩石がまとまって産出する地域は少なく、大きな断層があるような特殊な地域に限って点々と分布しています。飛騨山地では、遠見尾根や八方尾根から岩蕈山にかけて蛇紋岩のまとまった分布がみられますが、地下深くにあった蛇紋岩がどのような歴史を経てこの地域にこのように分布するようになったのかということは、地質学上の未解決の問題となっています。
八方尾根の蛇紋岩には、紙を重ねたように見える葉片状の部分と、塊状の部分がみられます。麓から標高2130m付近までは概ね蛇紋岩が続いていますが、それより上では、砂岩や泥岩のような堆積岩や花崗岩などが分布します。断面図のように、堆積岩は蛇紋岩のなかに複数の塊として取り込まれているようです。また、花崗岩は蛇紋岩や堆積岩との境界に近いところで鉱物の粒が細かくなるなど、花崗岩の顔つきにも変化が認められます。
八方尾根では標高1680mの黒菱平から2130m付近まで、低木林や高山性の植物群落が見られますが、2130mより上になると、標高が高くなるにもかかわらずダケカンバ林があらわれます。(下ノ樺・上ノ樺)。そして扇ノ雪渓を過ぎた2350m付近に森林限界がみられ、それより上に本来の高山性の植物群落があらわれます。つまり通常はあらわれないはずの低い標高に高山性の植物が分布することになります。実はこのような植生分布が蛇紋岩の分布とよく一致しているのです。蛇紋岩という特殊な地質の分布が植生の分布に大きな影響を与えた典型的な事例といってよいものです。』
ウメバチソウ
あちこちに群落が。最盛期だと思う。

ミヤマコゴメグサ
今期はコゴメグサがよく目につく。これも最盛期。

八方ウスユキソウ
末期だと思うが初見なので。葉が上向きについているのが特徴。

ハッポウワレモコウ

カライトソウ

イワショウブ

タムラソウ

ハクサンシャジン

タカネマツムシソウ

ミヤマアキノキリンソウ

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