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縞枯れ現象
北八ヶ岳の縞枯山や蓼科山でみられる。蓼科山ではじめて意識して眺めた。
縞枯れ現象とは、針葉樹の枯れた帯が、山頂部に向かってゆっくりと上昇
する現象である。斜面下方の樹木が枯れると、その上部の森林には日光が入
るようになり、風も吹き込むから、土壌が乾燥し、ついには樹木が枯れ始め
る。するとその影響はさらに上の森林に波及する。こうして樹木の枯れる部
分は次第に上がっていく。
どうして枯れ出すのか? 小泉武栄氏の見解はこうである。
縞枯れの生じているところは、林床が岩塊斜面である。岩塊の直径は数十
センチから1メートル程度がほとんどである。そのような岩塊斜面では樹木
は岩塊を包むような形で根をはりめぐらせている。そこに数十年に1回とい
うような猛烈な台風が襲うと、高く成長した木は風によって幹まで大きく
揺すぶられ、ついには根が切れてしまう。その結果、樹木は数年以内に立ち
枯れしてしまい、更に時間経つと倒れてしまう。→縞枯れの間隔は、猛烈な
台風の来襲した時間差を示しているのであろう。
縞枯れ現象
上部の白く見える帯が枯れた樹木

蓼科山と白樺湖

朝焼けの蓼科山と北八ヶ岳

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