借金苦調停日記

 

投稿コーナー

調停編

このHPに調停を経験した方から「調停のポイント」としてこんなアドバイスがありました。自分も知らなかった事や用意していなかった物が結構あります。これから調停を申し立てる人には参考になると思います。

1 大きな裁判所で調停する

1切手売り場があるから
2大きな裁判所は調停の方針をある程度統一しているから
  (調停後の利息は付けないとか ボーナス払いはしないなど)

2 申し立て時には債権者の明細書を持参する

    1借受状況一覧表などの書類を書くため
     2債権者所在地の把握

3 申し立て後には債権者に郵送(配達証明)にて通知する

4 同時に取引明細の開示請求をする

     1電話で伝えるよりいいから
     2配達証明で送ることで 確実に調停を申し立てたことが伝わり
      裁判になったときに役立つから
     3取引明細の開示は最重要です これにより借金が確実に減ります

5 調停に関する勉強をする

    1債権者に失礼のないように また 債務者自己中にならないよう
      に そして 強弁を正論で返せるように


6 調停中でも少額弁済する

    1申し立てから調停終了までの利息と延滞利息はかなり高額になり
      ます しかしながら調停の進行の妨げ(利息の計算等)にならな
      い配慮も必要です


7 第一回目の期日までに債務者の情報をまとめる

    1多重債務者になった経緯 理由 原因 反省点 今後の対策 
      債権者への謝罪 などを できれば紙にまとめておく
      以外と忘れがちなこの項目はとても重要で調停の成否に必ず
      直結してきます

8 調停委員の言うことは冷静に対応する

    1調停委員も人間なので 必ずしも債務者に有利な助言をする
      とは限りません しかしながら感情的になってはいけません

9 交渉時にはメモをとる

    1調停調書に書いてあることと 確認するため


10 債権者の「不当な主張」に対しては必ず正論で反論する

     1当然債権者は少しでも有利な条件を主張してきます


11 ボーナス払いには応じないようにする

    1数年後に現在のボーナスが今までどうりもらえるとは限らな
      いから


12 利息制限法の金利になっているか取引明細を確認する

    1要確認です けっこうなってないときがあります


13 遅延損害金が不当に加えられていないか確認する

    1要確認です ここで確認を怠ると借金が増える可能性がでて
      きます


14 調停後の利息を付けない

    1要確認です 利息が付くのと付かないのとでは全然違います


任意整理について(当サイト掲示板へ良くいらしてたケロさんの投稿です)

弁護士に依頼して債務整理を行ってもらうものです。
投稿者の経験から、下記の場合には大きな意義をなすものです。

1)借金の額が大きい場合
(大体、税込みの年収と一致したら大きいと考えるべき、それ以上なら言うまでもない)

2)長い期間、高利で借りて、利息制限法に基づき減額がかなりなされそうな場合
(これは、各位が自身で勉強して計算すべき)

3)仕事などがあり忙しい場合
(真面目に借金に向かい合う必要あり)

4)ボーナスその他で繰り上げ返済をまじめに考えてる場合
(これは必須ではない)

5)将来利息のカットを期待したい場合
(これは必ずなされるものではない)

 

弁護士費用の目安

投稿者がネット上で調べましたが、意外と明確に書いてるところがないです。各弁護士、その地域によって、料金体系が違う可能性もありますが、ある程度、取り決めがなされてると思います。
投稿者の経験をもとにすると、非常に分かりやすい料金体系なので、参考程度のお知らせします。

1)相談料:25,000円
2)着手金:200,000円
3)報酬金:任意整理する債権者主張の残金の10%
4)債権者主張の残金と和解金額の差額の10%(一種の成功報酬)
5)管理費:弁護士に、債権者への月々の返済を任せたことにより発生するもの。実際に振込み料などがそれに含まれる。
1件、1ヶ月1,000円。5件あれば1ヶ月5,000円かかるが、完済したところの分は不用になっていく。
6)上記金額にはすべて5%の消費税が加算される(意外と盲点で笑える)。

以上となります。
意外とかかるな、と思う人が多いと思います。投稿者は、約750万円が債権総額で、和解総額が約500万円、弁護士費用が約100万円で、実質150万円程度の減額となった。将来利息カットもすべての債権者に対して勝ち取ってくださった。
私事、その他に、個人的な借金や色々な滞納、ローンなどで250万円ほどの返済を要する金額が存在した。その内容はすべて話し、それは任意整理しない(できない?)ことで了解を戴き、弁護士への分割送金とは別に、自分で返済していくこととした。投稿者は、任意整理後、約半年でその個人的な返済分は完済した。

 

投稿者の実感として

1)任意整理した翌日から債権者からの連絡はすべて弁護士が請け負ってくれる。それ以降、個人が債権者と話をすることは一切ない。
2)多くの場合、弁護士費用は分割に応じてくれ、和解額が決まるまでの半年ぐらいの入金分が、弁護士費用に充当されていく。もちろん足りない場合も、弁護士の作る返済計画表の中できちんと計算されている。
3)相談時に無一文が予想されるが、相談料(1万円〜3万円程度)程度の入金は求められる。一種の手付金か?
4)任意整理することにより、借金に対する自覚ができる。弁護士費用と和解の減額を相殺して、プラスマイナス0円であっても意義はあると思う。
5)個人で何らかの債務整理を行う場合より、将来利息カットの可能性が高い。4)の減額に加えてこのことが大きく、完済を目指すことができる。
6)月々の返済に加えて、繰り上げ返済した場合、その総額がどこか債権者の返済総額に達したところで、弁護士が債権者に対して一括返済の話をしてくれる。多くの場合、当初の和解額より減額が期待される。これは、意外と気づかない場合があるが、入金を頑張ることがどんどん返済総額を減ずることになるのは大きな励みになる。
7)弁護士への月々返済額にボーナス分を含めないことである。先行き不透明な今の時代、ボーナスを当て込んだ返済計画を立てるのは危険。不慮の出費、そして繰り上げ返済、そして自己を癒すお金に回すのが良いであろう。

なお、車や電化製品などのローンがある場合、その事実を正直に話し、もし、それは任意整理したくない、と言えば、月々の返済総額を考え、自分で返済可能なら、任意整理に含めないなどの話はできる。投稿者は、マンション・住宅などのローンがある場合、どうなるか経験がないのでわからない。

家賃・公共料金・税金などの滞納、友人・知人に返す気のある借金が別にある場合は、きちんと申告する必要がある。そういうのを黙っているために月々の支払いが滞ってくる原因になります。その金額を、弁護士に打ち明けることで、必ず良いアドバイス、指示をくれるので、話してください。

 

そして・・・

当方、任意整理での分割は、5年(60ヶ月)で組まれた。自己破産ぎりぎりの借金総額だった。何とか任意整理での債務整理をお願いした。任意整理後10ヶ月で、約4年分の返済を完了した。実質、3年分を繰り上げ返済し、その中には、管理費の減額、一括返済による和解額からの減額も含まれている。さらに個人的な返済予定分、250万円の返済もその時点では完了した。
したがって、借金とは、1日も早く返済していくことが、トータルでの借金返済額を減らすことを意味している。

今現在、残金は約15ヶ月分である。今の財政状況なら、今度のボーナスが、ほぼ全額繰り上げ返済に回せそうで、とにかく、完済を夢見て日夜、残金の計算に向かい合っている。

終焉(完済)、完済後の私見

上記、完済2ヶ月前の2002年11月の初め頃にUPいただいたものです。自分が任意整理の依頼をすべく弁護士事務所に行ったのが、2001年の12月、ほとんど年の瀬でした。2度目の訪問はもう年を越してたと思います。
そして2002年の12月の年の瀬に、弁護士事務所へ完済の金額を送金しました。やはり年末だったので、弁護士さんからの受取確認や完済書類の送付は年を越してからになる時期でした。ただ、自分としては2002年のうちに完済した、2003年という新しい年を身奇麗な状態で迎えたい、という自己満足を得るためのものでした。
2002年11月の段階で15ヶ月分ぐらいの残がありました。結局は、給料からの11月、12月の約束の返済に加えて、12月のボーナスと身の回りの物の小物の現金化(頑張りました・・・)がちょうど12月中に行えたので、予定通りの完済に至った次第です。
それから約3ヶ月が過ぎた現在、この投稿コーナーに再度、登場させていただきました。
何が変わったか?
結局、社会に対する後ろめたさがなくなった気がします。また、返済のための送金日を気にすることもなくなりました。これは、生活において1つでも気にすることを減らせた、という意味で大きな意味を成してると思います。人生って、それがなくなれば、また違うことを気にしながら生きることなのかな?と、自問自答に嵌まっていますが(笑)、それが「借金」でなくなったのは良かったのかもしれません。

多重債務中の方は、債務整理するに当たって、信用情報(ローンができない、いつまでできないのか?)も気になるでしょう。でも、現状がにっちもさっちも行かないのに、違うファクターを考えるのは、本末転倒です。時間なんてすぐに経ちます。信用情報に関しては時間が解決します。まずは、借金に真正面に向かうことが大切だと思います。
私自身、借金に困ってる人に必ず自己破産や任意整理などの債務整理を勧める気にはならないのですが、このサイトのここまで読んでくれた人は多分にそうせざるを得ない状況だと思いますので、いろいろ考えて行動に移してください。

下記、自己破産も念頭に入れながら、弁護士さんからそれを勧めながら、任意整理という方法で債務整理を行い、完済した人間が、完済後、数ヶ月して感じた私見、ということで読んでいただければ幸いです。

個人の経済的破綻って、現金の借金をし、それを分割もしくはリボで返すようになった時点ですでに始まりだと思います。健全な経済生活を送ってる人からすると、その時点で、え?!という印象かと思います。現代社会において、それが手軽すぎる、半ば肯定されつつあることに警笛を鳴らす雰囲気が出てきました。

こういうサイトでは、自己破産もそれ以外の債務整理(調停や任意整理など)も債権者に迷惑をかけたのに違いない、というコメントが多いですが、自己破産とそれ以外の債務整理は、やはり本質的な部分で違うと思います。同じ過ち(犯罪?)を犯したにしても、その後の対応の仕方で社会的な情状酌量の意識は大きく違います。
つまり、前者は官報に載りますが、後者は載りません。信用情報にしても、やはり前者の方が長い間消えないようです。自己破産をしたことで就けなくなる職業はあると思いますが、それ以外の債務整理ならその域ではないはずです。これは明らかに社会的に違う対応をしてる証拠だと思います。
もし、自己破産と、それ以外の債務整理(調停や任意整理)がまったく同じ価値とすると、そもそも自己破産以外の債務整理のシステムは必要ないはずです。全員が返済不能になった時点で自己破産しかない訳です。しかし、そこに複数の整理方法があり、それを選択できる、というのは、そこには自己満足以外の社会的な違いがあると考えます。自己破産が凄く悪い、という意味ではありませんが、借金の程度として話にならない、と言うのが自己破産で、話す余地がある、相談に乗れる余地がある、と言うのがそれ以外の債務整理の段階だと思います。自己破産とそれ以外の債務整理が同じ論をやるなら、経済的破綻論をすると、現金ローンをしている人と自己破産とそれ以外の債務整理をした人も同じではないか、と考えてしまいます。要はどこに尺度を置くかではないでしょうか。

債権者のご理解とその完済により、リセットさせていただいたので、今後は、お金に対して、計画性を持ち、奇麗に、そして、将来に向けて蓄えのある生活を送りたいと思っています。
以上、ケロでした。

(2003年、イラク攻撃が始った次の日に記す)


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