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緞帳の種類解説 

緞帳は舞台と客席を仕切るための幕で、通常は舞台の最前部に設置されます。

綴織(つづれおり)などの豪華な織物でつくられた緞帳は日本独特のもので、
オペラカーテン描絵緞帳が主流の欧米の舞台ではほとんど見られません。

緞帳のデザインは、地元の名所名物を描いたものから、著名芸術家の原画によるもの、
あるいは、児童生徒の作品を原画に取り入れたものなど、実に様々で多様です。

サイズも,大ホールでは間口寸法が二十数メートル、重さ1トンを越える巨大緞帳がある一方で
幼稚園の舞台にかかるような、間口4,5mのとても可愛らしい緞帳もあリ、
一口に緞帳といっても様々です。

緞帳は素材と制作方法によって下記のように分類することが出来ます。

綴織緞帳
(つづれおり)
すべて手織りで作られる重厚・最高品質の緞帳です。
大ホールに掛かる間口20mを越えるような大緞帳の多くは綴織緞帳です
歴史は意外に浅く、1950年代に初めて作られるようになった、日本特有の舞台幕です。
厚地で重いため両開き方式(引き割りカーテン式)に仕上るのは通常困難です。
フック織緞帳 フック機を使って作られる厚地の緞帳です。
表現の巾が広いのが特徴です。

厚地で重いため両開き方式(引き割りカーテン式)に仕上るのは通常困難です。

描絵、友禅緞帳
友禅や型染めの技法を取り入れて、既成の生地に絵柄を染め付けて作る緞帳です
比較的手軽にオリジナル緞帳を注文制作することができます。
生地に直接描画彩色するので、多様な表現が可能です。

両開き方式 (引き割りカーテン方式)に仕上ることが可能です。
軽量なので学校、公民館等の中〜小規模舞台に適しています。
フロッキー緞帳 友禅、描き絵緞帳の一部にフロッキー加工を施して、表現効果を上げた緞帳のことです。
友禅・描き絵緞帳同様、中〜小規模舞台向きで軽量です。
アップリケ、刺繍緞帳 伝統的な工芸技法を応用して作られる緞帳です。
近年は、あまり制作されなくなりました。
紋織り(ドレープ)緞帳 紋織り、ジャガード織の生地をつないで仕立てる緞帳のことで比較的軽量です。
既成の生地を使うため、比較的安価で手軽に設置できます。
絞り緞帳、
オペラカーテン
緞帳裏面にワイヤーを何本か取り付け、全面に細かいひだを取った布製の絞り緞帳は
洋風の舞台イメージにマッチするので、綴織緞帳と併設する舞台も多くあります。
ひだが多いので、結構重量があります。
オペラカーテンは引き割り方式で、幕が両サイド上方に向かって開きます。
新しいタイプの緞帳 地域の住民がパッチワークで作った緞帳,
学生たちがデザインした緞帳
芸術としてのファイバーワーク緞帳、光る緞帳等々
新しい発想で作られる緞帳が出現しています。

緞帳の制作期間は、緞帳の大きさや図案の難易度によって異なりますが、
設計段階から仕上がりまで数ヶ月を要するのが普通です。
大きな緞帳はたくさんの人達の共同作業により、多くの工程を経て作り上げられていきます。
       

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