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舞台装置の一部として常設される緞帳や諸幕類と異なり,
個々の舞台公演や企画で演出効果を上げるために設置される特殊な幕類
袖幕や一文字幕のように装置等を「隠す」ための幕ではなく、
何らかの効果をねらって「見せる」ための幕ともいえましょう。
舞台美術演出家のイメージを実現するために
通常の幕類とは異なった素材や制作技法を用いるケースも多くみられます。
布に風景や室内の様子などを描いた幕
ドロップカーテンともいいます。
板に絵を描く大道具の書割に比べて
収納しやすい利点があります。
普通は9Aや帆布等の綿布に描き上げます。
布地に彩色する際、書割に使う胡粉や泥絵の具等を使うと、
乾燥した絵の具がパラパラと剥落することがあるので要注意です。
水溶性で、乾くと耐水性になるアクリル系の画材・塗料が便利です。
日本の伝統的な背景図柄は、歌舞伎舞台に由来するものが多いようです。
松羽目幕も、背景幕の一種です。

上の二枚は松山市内病院施設の小舞台に掛かる背景幕で
病院職員の方の手描き作品、立派な出来栄えの舞台幕です。
アマチュア劇団や小劇団の幕類はほとんどの場合、メンバーが自分たちで描き上げます。
(何しろ、予算というものが存在しないケースが圧倒的に多いので…)
舞台常設の幕として設置しているホールも多くあります。
能舞台奥の壁板(鏡板)に描かれた松の絵を模したもので
生地上に松と板目模様を描くのが一般的です。
両サイドに竹を加えることもあります。
式典,伝統芸能や和風の演出によく利用されます。
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松羽目幕 松羽目幕(部分)
ネットや紗幕上に,柄を表現する生地等貼り付けた幕で,吊るとネットや紗幕は見えなくなり柄部分だけが現れます。
照明を利用することで影絵のような表現も出来ます。
紗幕上に直接絵柄を描きこむ加工も行うことがあります。
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カットクロス制作作業 シャギーカットクロス(制作中)
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彩色紗幕加工例