| 第19回鬼平ゆかりの地巡りツアー 【江戸城〜役宅見廻り】 第3部 |
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【丸の内シャトルで移動】 |
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評定所跡「と思われるところ」から,今度はパレスホテルで休憩組の皆さんと再合流。更には鱸とハゼ子さんも合流下さり,無料乗合駕籠「丸の内シャトル」に乗り込みます。この「丸の内シャトル」なるもの,どことなくヨーロッパを感じる斬新なデザインをしてまして,更には「タービンEV」というシステムを動力にしているようなのですが,理系が苦手な与力にはよくわかりません(汗) パレスホテルの玄関前の停留所では,比較的がらんと空いていた車内に次から次へと乗り込む密偵達。あっというまに満員近くなっちゃったバスがゆっくりと動き出します。コレがとにかく静かで振動が少ない!さすが電気動力,エンジンのような振動が無いんですよね。 で何よりもこの駕籠の良さは「無料」だということ。考えてみると北の丸公園,皇居東御苑,この乗合駕籠,そしてこれから訪れる予定の警察博物館も含め,今回の見廻りは全部無料(笑) |
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ともあれ駕籠は郵船ビルや東京會舘の前を通って有楽町方面へ。我々はビックカメラの先で下車でございます。駕籠に別れを告げ,JR有楽町駅の脇を抜けますと正面に交通会館。
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【南町奉行所跡】 |
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交通会館の南側,JR有楽町駅からマリオンあたりまでの一帯が南町奉行所のあったところでございます。南町奉行と言えば,時代劇ファンならずとも大岡越前守忠相がお馴染みのところでございますね。 現在首都高速の高架が走っているところが当時のお濠と思われ,晴海通りとの交差ポイントあたりが数寄屋橋御門だったのではなかろうかと思います。南町奉行所は数寄屋橋御門内で,現在の地図で重ねると,ほぼこの雑多なエリアと一致するように思われます。そこからまっすぐ南西に進んだところに日比谷御門がありまして,これが現在の日比谷公園北東角あたりでしょうから,結構な広さでございます。もっとも,奉行所というと「お裁き,お白州」なんてイメージではありますが,実際には現在の都庁みたいな機能を持っていたわけですから,それなりの規模ではあったのだと想像されます。 |
![]() このあたりで「大岡裁き」が・・・ |
で,実は交通会館南側,道を挟んだところに「南町奉行所跡」の説明看板があるのですが,あたしの先導ミスにて一部の方たちとはぐれてしまい,ここに来られたのはほんの数人という有様で・・・。まったくもってあたしのミスでございますが,お近くにいらした際には是非ご覧になって頂ければと思います。ちなみに場所はレストラン・レバンテさん(03年夏に国際フォーラムへ移転したそうですが,建物はまだありました)の目の前です。 |
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説明看板には「江戸町奉行は江戸幕府の職制で寺社奉行,勘定奉行とともに三奉行の一つである。江戸幕府はこれを重視し,老中の支配下に置いた。町奉行は配下の本所奉行,道役,小伝馬町牢屋,寄場奉行,町年寄を指揮し,その職掌は江戸府内の行政,司法,警察のいっさいに及んだ。定員は二名で,南北両奉行所に分れ月番で交替に執務したが,時に応じて増減された。原則として旗本がこれに任命され,役料は三千石,芙蓉間詰で勘定奉行の上座,配下に与力,同心がいた。(後略)」(引用)と書かれています。 史跡としては時代劇にも度々登場する有名なところで,興味ある人も多いと思うのですが,この看板だけでは少々寂しい感じもしますね。しかもピンクチラシの類がべたべた貼られて・・・白州で言い逃れ出来ぬぞ。 ご参考までに遠山左衛門尉景元でお馴染みの北町奉行所は,丸の内一丁目・東京駅八重洲北口のあたりにあったと思われます。 南町奉行所からは再び交通会館の南側の道を銀座方面へ。右手に松屋を見て歩行者天国にぶつかると,ちょうど当時の新両替町の北端あたりになりましょうか。 |
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【警察博物館】 |
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歩行者天国をまっすぐ歩いて首都高の高架をくぐってすぐに警察博物館がございます。ここには警視庁の歴史に関する資料や制服なんかが展示されているそうで,火付盗賊改メ方の我々としても見逃せません。・・・お,ここで悟雀ハニーさんも合流!
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入口を入るとなにやら古いヘリコプターやバイクが所狭しと・・・「おぉ」なんて思いながら受付をしておりますと「4階にあるコンピュータのゲーム類は午後5時で終了ですよ」とのこと。おっといけねぇ時計の針は4時半を指しているではありませんか。というわけでまずは皆さん一気に4階へ。ここにはモンタージュゲームやドライブシミュレータ等が並んでいましたが,他にも音楽隊に関する展示や,鑑識道具の展示もあって,なかなかに面白い。テレビの二時間サスペンスなんかでもお馴染みの鑑識道具,本物を見るのは初めての与力です。 ひとおおりいじくりながら順次下の階へと移動しますと,3階には制服がずらりと並び,殉職警察官の功績を讃える展示も充実。中でも「あさま山荘事件」に関する展示は,ライフルの貫通痕が残る防盾など,生々しい現実を後世に伝えています。 2階では警視庁誕生からの歴史に関する展示がメイン。 ガラスケースの中には十手や刀なんかも・・・。食い入るように見つめる男性密偵及び剣客諸氏。実はここには西南戦争に関わる資料が多数展示されていまして,燃え上がる与力(笑)なにせ池波作品では「人斬り半次郎」も大好きなものですから,西南戦争関係も非常に興味あるところなのでございますよ。展示されている熊本城周辺の状況を記した資料の中にも「桐野利秋」の文字があったりと,もーたまりません(笑) |
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最後は再び入口のある一階に戻りまして,めいめいヘリコプターの操縦席に座ったり白バイにまたがったりして,しばし「少年」にもどるおじさんたち多数(笑)ちなみにこの警察博物館は二階より上が全て撮影禁止ですので皆さんに写真でご紹介することは出来ません。残念ではありますが,ルールですので仕方がありませんですね。 博物館を出ますと夜のとばりも下りたところで,次はいよいよ「兎忠」なのですが,残念ながら「兎忠」に参加できない方とはお別れ。次の機会には是非! |
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【兎忠】「がんこ」銀座一丁目店さん |
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さて,警察博物館の見学後はいよいよお待ちかねの「兎忠」です。兎忠の会場は警察博物館からもすぐ近くの「がんこ・銀座一丁目店」さん。 予約の時間からは少々早かったものの,快く準備を急いで下さった「がんこ」さん。案内されたお部屋は広々として「畳敷きなのに椅子とテーブル」という一風変わったつくり。・・・が,はっきり申し上げまして,コレが「すごく良い!」でございます。 テーブルには既にお料理が準備されておりますが,今回のメインは「鍋」でございます。「うどんすき」と「ごますき」の二種類。あたしは「うどんすき」のテーブルに着かせて頂きました。と,ここで本日最後の合流,浮雲のおかんさんが駆けつけて下さいました。 ビールも運ばれて準備も整えば,目黒の彦十さんの御発声にて乾杯です。なんでも万歩計を付けて下さっていた方の情報で「今日は13,000歩も歩いたようだ」とご紹介頂き「わっ」と歓声が。あまりアップダウンの無い平坦な道のりではありましたが,それにしてもまー随分歩いたものでございますね〜。こりゃあ消費したカロリーはお鍋と酒でしっかり補充しなくては。 まずはお通し。味加減よくワカメと筍を炊いたものに,小さなグラスは何の海藻だろう。笹に包まれたお寿司は白身の甘味が効いてます。俎板皿にはお刺身三種。鍋を見ると出汁の中にお豆腐。まずはアツアツのところでお豆腐だけ頂きます。 |
![]() お通しでございます Photo by 飯撮りの伊佐寅さん |
![]() コレが「ごますき」 Photo by 飯撮りの伊佐寅さん |
鍋に具材を投入する頃には何時の間にか出てきた日本酒が目の前に。くぅ。常温のお酒をくいっとやっていたところで,揚げ物も運ばれてきます。お鍋は鰤と鮭の切り身に鶏団子,白菜なんかが入って,いいお味でございます。「ごますき」の方はお肉かな?煮えすぎないところで熱々を胃袋に流し込みますと疲れも飛んでいくようです。ひととおり食べ終わると勿論「うどん」を。いや,おなかいっぱいになった後でもこれが美味しかった。「ごますき」には中華麺でしょうか,あぁ一口頂きに行くんだった!![]() |
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さて,兎忠恒例の「じゅうべいが捕る」でございます。恒例ったって,実は少々久しぶり。今回の餌食は仕立屋雷蔵さんでございます。 その雷蔵,数々の悪事を行いながらも,これまでお役人の手にかかったことは一度も無いという無頼者。今日も何食わぬ顔で両国一帯を取り仕切る香具師の元締・本所のご隠居のところへ出掛けた帰り道。表の顔は寺子屋で子供たちを教える浪人剣客・京屋悟雀の元へ届ける殺しの依頼。雷蔵は新両替町の大通りを歩いておりました。 と,そこへ火付盗賊改メ方の同心・じゅうべいが。彼は柳生新陰流の達人でもあるのです。じゅうべいは以前から女密偵のおちょうを使って密かに雷蔵に探りを入れていました。何食わぬ顔ですれ違う二人・・・その瞬間「うわっ」じゅうべいはあっという間に彼の右手親指をがっちりと掴むと,目にもとまらぬ早業で雷蔵の手首に細縄を絡ませます。雷蔵,どこをどうされたものか,気付けば首にも縄がかけられ,最早動くことも出来ません。「や,野郎・・・」うめく雷蔵・・・って書いてきましたが,ちょいと落としどころを見失ってしまいましたので,ここまで(笑) |
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続いて今度は両国の香具師の元締・本所のご隠居が「坂本龍馬に変装した町娘」を狙います。町娘の後ろからそっと近づく元締,あたりに人影が無いのを認めるや「それっ」と後ろから抱き付いていったではありませんか。そこへ通りかかった剣客浪人・京屋悟雀。駆けよりざま「腰を捻って右手で下から打て!」と叫ぶと,町娘は「えい」とばかりにご隠居の急所をガツン・・・って,実際には男同士での護身授業ですので誤解無きよう(笑) |
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続いては谷中のうさぎさん。春になればでございます。人生イロイロでございます。上になったり下になったりでございます。人間っていいなぁでございますよ。・・・って兎忠のことを書いていると,書いているだけで酔いが回ってきそうなのであります(笑) そんなこんなで,お通し,揚げ物,お鍋を食べて「もーおなかがいっぱい」の頃に登場したにぎり寿司4カン。これがまた美味しかった。特にサーモンと穴子は絶品でしたな,うむ。 ←今度は「お寿司」 Photo by 飯撮りの伊佐寅さん |
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というわけで宴もたけなわでしたが,後ろ髪をひかれつつ今回も見廻り終了。途中ではぐれちゃったり時間の読みを間違ったりで,ご迷惑ばかりお掛けしてしまいましたが,文句も言わずについてきて下さった皆さんに,心から御礼申し上げたいと思います。 今回のコースは兎忠を除けば,色々な施設を見学して,交通機関も使ったのに,ぜーんぶ無料。なんてリーズナブルな見廻りでございましょうか(笑)今回ご一緒出来なかった方も,機会があれば是非歩いてみて頂きたいものだと思います。それから有楽町で南町奉行所に行けなかった皆さん,本当にごめんなさい。あのあたりに行ったら,説明看板,探してみて下さいね。 |
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「がんこ」さんを出ると外はすっかり夜。歩きつかれた体にたっぷりと般若湯を入れて出てくれば,火照った体に冬の冷気も気持ちよし。 ・・・と,二次会?行くの?行きますよ。飲み足りない面々は銀座の町を有楽町方面に歩いて「串八珍」さんへ突入。あたしは早速「夢灯り」を冷で一杯。といっても本日は少々自制しつつ(前日3時まで飲んでまして・・・)でしたので,二杯目からは「白桃サワー」に。大好きな「松前漬」に甘い「白桃サワー」という組み合わせも,ま・・・悪くない。 なんて言っているうちに記憶が若干あやふや状態にて二次会も終了。銀座の灯を遠く背中に受けながらの解散,各々夜の町(駅?)に消えていったのでありました。 |
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