
- 市民図書館に行く。ここはせまぐるしいためか、それとも図書を子供用と大人用を分けているからか静かだ。だけど女子館員のそっけなさはどうだ。いんぎん無礼な言い回しの神経に障る命令口調である。関東の某国立大学図書館でも同じような悪感情を味わされた。役所の窓口は昔は不愛想の代名詞だったが、今はすっかり改善された。しかし中央からずれた位置にある公共機関はまだまだ昔を思わせる態度を見せるときがある。
- いつか公立の試験機関を訊ねたとき、ちょっと昼にかかったため1時間ほど待たされた。客は私一人で、待合い室では機関の事務員が碁将棋を出して遊び始めた。その中に相手が居るのである。初対面の相手だったが、来意は受付で通してあったし、間違えるほど大きい事務所ではない。親方日の丸の公務員は、倒れることを知らないから不遜になっても気付かない。私は自分が公務員であることを忘れて、ときどき同僚に公務員の悪口三まいである。さてこっちの図書館は気まずかったが、幸い館長が出来た人で私蔵の本まで出して私の調査に協力してくれた。館長には見え見えながらこの話を「お宅」は抜きで話す。よく解っているようだが、結論は首に出来ないし、たらい回しの末がこの配置だったと云うことらしい。要するに公務員だからショウナイ。
- 別の市民図書館。図書館は保育所ではない。そんなことは誰でも分かっているのに、今時の図書館での小人どものばっこぶりには呆れる。親が、字とはまだ縁のなさそうな子どもを連れてきて、保育所代わりに使うのである。自由書架方式で、同じ部屋に子どもと大人の図書があり、読書室も大人子供の区別がない本と同居の建物だから、日曜など我々良貨はたちまち追放される。館員が制止しても親が知らん顔だから、ちっちゃい子は悪いこととは自覚できない。
- 久しぶりで音楽会。新人のピアノ演奏。赤子連れがやってくる。運が良ければ泣かないだろうぐらいで連れてくるのかしら。音楽会での雑音がどんなに邪魔だとは親は思わない。この時は主催者が良かった。断固親子を外に連れ出した。主催は市民団体でお役所系ではなかった。
('95/07/16)