「三番瀬円卓会議」に意見を積極的に。

前途多難だが、望みもある。

〜第1回三番瀬再生計画検討会議を傍聴して〜


千葉県自然保護連合 代表 牛野くみ子



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 「三番瀬再生計画検討会議」(通称・三番瀬円卓会議)が1月28日、千葉市文化センターで開催されました。
 壇上には、選ばれた23人の委員(欠席1人)と国、県、地元市のオブザーバー7人、そして関係者を入れると100人ぐらいの方が並んでいました。傍聴者は、報道によると134人だったそうです。
 冒頭、堂本知事は、「政策提言型の新しいやり方である。千葉モデルの確立をめざしたい」と挨拶しました。
 会議に入り、名称、目的、権限、組織のあり方について議論がされました。再生の定義をめぐって、大浜さんから「自然を再生するとはおこがましい。再生とはあくまで自然の働きを援助してやることでないか」と発言がありました。これに対し、他の委員から「再生と言うことが根幹にかかわっている。埋め立てが中止になった。そういう意味から言えばぴったりである。目的のところに経緯があるとよく分かる」など、活発に意見が交わされました。
 傍聴していていちばん感じたことは、意見がいろいろ出されることは、いろんな角度から三番瀬を考えることなので、とてもいいことです。が、何のデータも示さず、「三番瀬にとってはスピードが必要。三番瀬は悪くなっている」という意見は、何ら説得力を持たず共感を得ませんでした。ましてや、「自分は団体の代表として参加している。地元からも計画を早く決めて欲しいと言われている」などという意見には、会長からも「決めて欲しいでなく、ご自分でもやるように」といわれる一幕もありました。
環境保護団体の委員選出にあたっては、会長から「団体の代表でなく、個人として務めてほしい」と言われ、私たち環境NGOはそのようにしました。しかし、「漁業関係者」「地元住民」「経済・産業界」からの委員は、「団体代表」を標榜しており、個人としてよりよい三番瀬の未来を描ける人でないことがはっきりしました。
 前途多難ですが、多くの人が(県民だけでなく)三番瀬に関心を持ち、知恵を出しあい、共通認識を持っていけば、そう暗くもないかなと思いました。なにしろ早急にすべきことは、委員の一人である望月賢二さん(県立中央博物館副館長)が言われるように「現状を調べ直すことである」と思います。
 私たちが選んだ委員が、その力を十分発揮できるように、そしてせっかく生まれた円卓会議にたいしてどんどん意見を言って、皆が納得できる三番瀬にしていくことが私たちの務めでしょう。

(2002年2月)   






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