沖縄・泡瀬干潟の埋め立て計画中止と

 保全を求める要請書

  〜脱埋め立て宣言! 三番瀬の保全をめざす集会」で採択〜




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 三番瀬の保全をめざして活動している千葉県内の環境7団体は2002年3月10日、市川市内で「脱埋め立て宣言!三番瀬の保全をめざす集会」をひらきました。
 この集会で「沖縄・泡瀬干潟の埋め立て計画中止と保全を求める要請書」を採択しました。これは、尾身孝次沖縄担当相が3月8日、泡瀬干潟埋め立て事業を3月中にも着手する考えを明らかにしたことから、集会で緊急提案し、採択されたものです。
 この要請書は、集会の翌日、同大臣あてに提出しました。



要 請 書



沖縄・泡瀬干潟の埋め立て計画中止と保全を求める要請書


 沖縄県中城湾の泡瀬干潟埋め立てに今月中にも着工するとの考えを記者会見で表明されたと聞き、驚き、取り止めてくださるよう要望いたします。

 「環境に配慮しつつ事業推進」と述べられたとのことです。何と時代にそぐわぬ言葉でしょうか。埋め立てを推進するということは、海に対する最悪の環境破壊を推進することにほかなりません。
 千葉県は東京湾三番瀬の埋め立て計画を撤回し、再生計画に着手しています。自然再生計画は、国土交通省をはじめ、各省を横断した国家的プロジェクトとなりつつあります。保全なくして何の自然再生でしょうか。
 本年11月、スペインのバレンシアで開かれる第8回ラムサール条約締約国会議では、「湿地復原の原則と指針」が各国政府のへの勧告として決議される予定です。そこでは、「復原の約束と引きかえに価値ある自然の破壊をトレードすることは避けなければならない」と明記されています。泡瀬干潟はまさにこのケースではないでしょうか。保全を前提とした復原が世界の潮流なのです。
 また、この会議では、各国政府はこれまでの干潟を含む湿地の破壊状況をリストとして提出しなければなりません。美しい沖縄の海の新たな破壊は、各国からの非難と物笑いにさらされるでしょう。
 移植実験は何の言い訳にもなりません。

 そもそも泡瀬干潟埋め立ては、中城湾浚渫土砂処理に端を発したと聞きます。海の二重の破壊です。開発計画が便乗行為であることは明らかで、泡瀬干潟の貴重な自然の破壊とバランスのとりようはありません。
 沖縄を大切にし、その財産を守るには、かけがえのない資源であるその海を守ることに国家の力と資金を注ぎこむべきです。それこそが振興策ではないでしょうか。

 沖縄は民族のふるさとのごとき郷愁を私たちに抱かせます。そして何より、沖縄の人々は私たち本土住民に代わって基地という重荷を背負っています。
 沖縄の人々の心を引き裂くようなことをやめてください。沖縄の海と山河をいつまでも失わぬよう大切にしてください。
 それが私たち国民の大臣に託す願いです。
 沖縄担当大臣として、泡瀬干潟の埋め立て計画中止と保全を直ちに指導してください。

 2002年3月10日

「脱埋め立て宣言! 三番瀬の保全をめざす集会」参加者一同



 沖縄担当大臣 尾身孝次 様










集会には約60人が参加







要請書の案文を読みあげる尾崎めぐみさん




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