自然保護団体などが

 清水環境庁長官が

 人工干潟を肯定する発言

   〜 県は歓迎、保護団体はきびしく批判 〜




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 清水嘉与子環境庁長官は(1999年)10月21日、大臣就任後初めて三番瀬を視察し、県が三番瀬の埋め立て予定地の地先に計画している人工干潟について、「(ヘドロなどの)今の状況を考えると、ある程度はやらざるを得ない」「自然と壊してしまった部分には、人工的に自然を取り戻すことも大事だ」「(自然環境の)創造はやむをえない。新しいチャレンジだと思う」などと述べ、これまで環境庁が否定的だった人工干潟の造成に肯定的な姿勢を示した。


●県企業庁は歓迎

 「人工干潟の造成を進めるうえで非常にはずみになった」と受け止めた。


●市川市長のコメント

 この発言に、埋め立てについて親水性の確保などを要望していた市川市の千葉市長は、「長官から、部分的に埋め立てることも検討する必要がある、人工干潟はある程度つくるのはやむをえない、といった内容の発言があり、ある程度地元の実情に理解が得られた」とコメントした。


●浦安市長のコメント

 三番瀬に隣接する浦安市の松崎秀樹市長は「私も最低限、人の手を入れつつ保全してもらいたいと考えており、長官にも現実を見てもらえたかなという感じだ」と話した。
 

●市民団体「三番瀬フォーラム」の対応

   「三番瀬フォーラム」の小埜尾精一顧問は、「早々と視察に来てくれたのはうれしい。ただ、われわれは人工干潟を否定しないが、海や人の観点から地元で構造などを議論している段階」と述べ、清水長官発言への評価は控えた。


●自然保護団体「千葉の干潟を守る会」はきびしく批判

 埋め立て計画の撤回を求めている「千葉の干潟を守る会」の大浜代表は、「これまでの三番瀬問題を理解されているのか疑問だし、(藤前干潟の問題で名古屋市の人工干潟計画を否定するなど)環境庁の研究をふまえていない軽率な発言で、干潟保全の動きを数年逆戻りさせるものだ。近々に長官にお目にかかって真意をうかがいたい」ときびしく批判した。


 





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