猫実川河口域の豊かさを証明

〜2012年三番瀬市民調査報告会〜



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 「三番瀬市民調査の会」(伊藤昌尚代表)は(2012年)12月22日、2012年市民調査報告会を船橋市男女共同参画センターで開きました。

 調査対象は浦安寄りに位置する猫実川河口域です。県と市川市はこの海域の人工改変(人工砂浜化)をめざしています。そこで、猫実川河口域のありのままの姿を調べるため、2003年から調査を続けています。
 これまでの調査結果によって、猫実川河口域は多種多様な生き物が生息する「豊かな海」であることが明らかになりました。市民調査はこの海域の保全に大きな貢献をしています。

 調査項目は、生き物、カキ礁、アナジャコ巣穴数、酸化還元電位、塩分濃度、透視度、放射線量などです。
 生き物調査では、2012年は、カキ礁周辺で動物84種、植物9種(ほかに野鳥23種)を確認しました。これで、2004年以降では、動物152種、植物17種(ほかに野鳥38種)を確認したことになります。ちなみに、千葉県が2004年11月から05年7月にかけて実施した「市川海岸塩浜地区における生物調査結果」では、動物195種、植物15種が確認されています。

 県が2012年3月に発行した『平成22年度三番瀬自然環境総合解析報告書』は、猫実川河口域をこう評価しています。
     「猫実川河口周辺のみに高密度のアナジャコ類等の生息孔やヤマトオサガニ等の希少種が確認され、アサリの確認は比較的少ない等、泥質の浅場に対応した生物相が形成されている。三番瀬海域には泥質の浅場環境を有する区域は他にはなく、生物の生息環境の多様性という面で重要な場所である」
この評価は市民調査の結果を裏づけるものです。

 報告会では、各項目の担当者がそれぞれの調査結果を発表しました。また、特別報告として「猫実川河口域の生き物」「釣り人がみた三番瀬と市民調査」「東日本大震災による地形変化」「三番瀬・猫実川河口域をめぐる動き」の4本を報告しました。
 そのあと、報告内容をめぐって活発に質問や意見がだされました。

 報告会に初めて参加した方からこんな声が寄せられました。
     「報告を聞いて猫実川河口域にさまざまな生き物が生息していることがわかった。希少種も多い。2013年の調査にはぜひ参加したい」
     「めずらしい生き物を映像でたくさんみせてもらった。講演会はいつも途中で眠ってしまうが、きょうは最後まで集中して話を聞くことができた。とてもよかった」
 2013年の調査は、3月から9月まで月1回おこないます。










2012年三番瀬市民調査報告会








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