三番瀬の液状化被害を見学

〜ふなばし三番瀬海浜公園など〜



トップページにもどります
「ニュース」のページにもどります



 千葉の干潟を守る会や三番瀬を守る会、県自然保護連合など9団体で構成する 「三番瀬を守る連絡会」は(2011年)5月13日、立入禁止が続いている「ふなばし三番瀬海浜公園」と公園前の三番瀬を見学しました。
 その結果、海浜公園の施設は大地震による液状化でたいへんな損壊を受けていることがわかりました。護岸や突堤も、一部が損壊したり湾曲したりしています。芝生が生えている砂浜(人工海浜)も、亀裂が走ったり、沈下したりしている箇所があります。
 結局、今年度いっぱいは補修が終わらないことがわかりました。補修が終わらないと、三番瀬の立入禁止も解除になりません。


◆激甚災害法の適用に

 案内してくれたのは、船橋市商工振興課と海浜公園を管理している船橋市公園協会の職員です。
 前述のように、公園内の施設は液状化でかなりの被害を受けています。テニスコート、流水プール、プールサイド、芝生広場、園道などは、亀裂が走ったり、隆起や陥没、地割れ、湾曲がいたるところでみられます。
 被害があまりにひどいので、激甚災害法(激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律)の適用を受けることになり、その手続きをしているそうです。
 職員はこう話してくれました。
 「公園内の施設は、プールなど一部の施設を除き、なんとかして今年度中に補修を終わらせたい。そして、来年の潮干狩りは開催できるようにしたい」


◆水鳥たちの楽園

 浜辺のすぐ近くの干潟では、ハマシギなど2000羽くらいの水鳥が採餌していました。人の立ち入りが禁止されているため、海浜公園前の干潟は水鳥たちの楽園になっているそうです。








テニスコートの地割れや隆起を見学



芝生広場の地割れ。割れ目の深さは1m以上



建物前の地面が沈下



液状化によって地中から噴き出した土砂が堆積
園道(手前)の土砂は取りのぞいてある



駐車場の一角に積み上げられた液状化の土砂。その量は2000m3とのこと



噴砂で埋まったトイレ。便器が見えなくなっている



流水プールも歪みと隆起がみられる



プールサイドの床面と建物に20cm程度の段差



損壊したコンクリート塀



三番瀬に通ずる園道の地割れ



陥没による段差



壊れた排水溝のフタ(グレーチング)



三番瀬入口付近の砂浜が沈下



人工海浜の一部も地割れ



人工海浜の一部が陥没



人工海浜の一部が津波でえぐりとられ、崖ができている。
この人工海浜は、県企業庁が1979年から2年をかけて造成したもの
船橋航路と市川航路を結ぶ「分岐水路」(横引き航路)として利用した
ところを埋めもどす際、もともとの干潟よりも土砂を高く盛った。
ところが、数年のうちに波で土砂が削られ、砂浜がわずかに残っていた。
その砂浜が、今回の大地震や津波でさらに削られたり、流出したりした。
自然の姿に戻ろうとする三番瀬の力強さの前に、人知はあっけなく敗れた。



干潟と野球グランドの間にあった堤は、崩れて海の方に引っ張られた。地割れも生じている



傾いた放送塔



潮干狩り場内の放送塔も傾いた



大きく傾いた放送塔



東側突堤の一部が陥没



東側突堤の陥没部分



西側突堤も陥没



護岸道(管理用通路)の亀裂



浜辺のすぐ近くの干潟で、ハマシギなど2000羽くらいの水鳥が採餌



ハマシギの群れ<。人の立ち入りが禁止されているため、
海浜公園前の干潟は水鳥たちの楽園になっているとのこと



三番瀬の干潟は健在なり。潮が引くと広大な干潟が現れる



★関連ページ

このページの頭に戻ります
「ニュース」のページに戻ります

トップページ | 概 要 | ニュース | 主張・報告 | 行政訴訟 | 資 料 |
催し物 | 会報 | 干潟を守る会 | 房総の自然と環境 | リンク集 |