市川市長に話し合いを申し入れ

〜三番瀬保全8団体〜



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 市川市は、三番瀬の猫実川河口域(市川側海域)を人工海浜にすべきということを森田知事に要請したり、広報紙で盛んにアピールしたりしています。
 そこで、三番瀬保全8団体は(2009年)6月29日、市川市長に対して話し合いの申入書を提出しました。
 以下は、その内容です。



申入書



2009年6月29日 

 市川市長 千葉光行 様
市川緑の市民フォーラム 事務局長 佐野郷美
市川三番瀬を守る会 会長 秋山 胖
三番瀬を守る署名ネットワーク 代表 田久保晴孝
三番瀬を守る会 会長 田久保晴孝
千葉の干潟を守る会 代表 大浜 清
千葉県野鳥の会 会長 富谷 健三
千葉県自然保護連合 代表 牛野くみ子
自然と文化研究会Theかもめ 代表 佐藤 聰子


 千葉県知事への要望(平成21年5月28日付)と「広報いちかわ」
 (No.1335)についての話し合いの申し入れ)

 私たちは、市川市と千葉県の宝・三番瀬の保全と再生をつよく願い、ともに「三番瀬を守る署名ネットワーク」に結集して、そのために活動を展開している環境保護団体です。
 とくに、「市川緑の市民フォーラム」と「市川三番瀬を守る会」は、市川市民を中心として市川市に活動基盤をおいている市民団体です。
 私たちは、貴職の平成21年5月28日付の千葉県知事への要望、および平成21年6月20日付「広報いちかわ」(NO1335)を拝見して、下記の点で大きな疑問をもっています。この疑問を解決するために貴職との話し合いを要望します。千葉県知事への要望書提出にあたり、自治会連合会、漁業協同組合、地元地権者団体の要望を積極的にとりあげた貴職が、私たちの要望にも応えられることを切望します。


◆私たちの疑問

  1.  三番瀬の再生計画の立案については、「三番瀬再生計画検討会議」(円卓会議)とその後継組織である「三番瀬再生会議」が担っています。この組織は県民に広く開かれたものとして発足し、県民の意見を充分に聞く趣旨で運営されてきました。実際、三番瀬の保全・再生を正しく確実にすすめるために、各分野の学者・地元住民・漁業関係者・環境団体・公募県民・経済界関係者、それにオブザーバーとして市川市を含む関係自治体・中央官庁など、幅広い人材を結集して、多くの熱意とエネルギー・時間・経費をかけて、具体的な保全・再生計画を立案してきています。今やすべての公共事業に関する計画策定については市民参加が前提です。
     市川市自身もさまざまな事業を市民参加の下で計画策定しているはずです。したがって、三番瀬再生に関するプランは、今後もこの「三番瀬再生会議」の場で立案すべきと私たちは考えます。なぜ今回の「要望」を貴市が参加している「三番瀬再生会議」で発言し提起しなかったのですか。そう考えたとき、今回貴職が知事に要望したことは、「三番瀬再生会議」の否定であり、市民参加の否定そのものです。なぜ、市民参加の流れを大きく逆戻りさせるような要望をされたのか、説明を求めます。

  2.  平成21年6月20日付「広報いちかわ」(NO 1335)において、大見出しを「自然病む三番瀬……」としたことは事実と異なっています。市川市民にとって広報の信頼性と影響力は大きなものがあります。広報で「自然病む」とあれば市民は「三番瀬は汚れた海になっているのか。生物はいなくなっているのか」と思いかねません。しかし事実は違います。三番瀬は埋め立てや生活雑排水の流入など陸側からの負荷を受けながら今なお豊かな生物を有しています。千葉県による平成16年から17年にかけての市川塩浜地区前面海域の生物調査でも、千葉県レッドデータブック掲載種11種をふくむ動物195種、植物15種が確認され報告されています。いま為すべきことは、この残された貴重な自然を保全し、さらに豊かにしていくことです。なぜ、市民の理解を誤った方向に誘導するような記述をされたのか、説明を求めます。

  3.  千葉県知事への具体的な要望事項の中に具体的に記されているわけではありませんが、要望事項全体から受ける印象としては、人工干潟・人工海浜造成に対する根強いこだわりが感じられます。
     「円卓会議」がまとめた「三番瀬再生計画案」では「海域をこれ以上狭めない」ことを原則とすることが記されています。また、いまの時代は国際的にも国内的にも生物多様性保全が強く求められています。(国際的には「生物多様性条約」、国内的には「生物多様性国家戦略」、「生物多様性基本法」県レベルでは「生物多様性ちば県戦略」等)
     貴職の要望はこれらと整合性のない、時代の流れを全く無視したものです。また、「かつての三番瀬のような……市民が海に親しめる干潟を再生……」と記されていますが、南行徳前面のかつての三番瀬は泥質の干潟であって、もともと市民が親しめる干潟ではなかったのです(当時市民は海水浴・潮干狩は谷津遊園以東の海に行っていました)。
     なぜ、「三番瀬再生計画案」の原則や国際的な生物多様性保全の流れを無視してまで、「市民が親しめる干潟」を求めるのか、説明を求めます。

以上











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