三番瀬鳥類調査報告書の説明を求める

〜県自然保護課長に要望書提出〜



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 (2009年)4月15日開催の第11回「三番瀬評価委員会」において、平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書〔概要版〕が配布されました。
 内容をみると、疑問点がたくさんあります。
 たとえば、鳥類は種数と個体数が大幅に減少しているとされています。また、三番瀬の環境は悪化傾向にあると結論づけてあります。これらは、私たちの観察結果や調査結果と考えあわせても乱暴な内容であると思います。
 さらに、底生生物を調査していないのに、餌資源が減少していると決めつけてあります。また、アオサの発生と堆積によって干潟・浅海域の底泥が無酸素状態になっていると記されていますが、これは事実とかなり異なるものです。このほか、根拠を示さずに主観的に判断している部分がかなり見受けられます。
 そこで4月27日、調査報告書に関する勉強会(説明会)の開催を求める要望書を県の自然保護課長あてに提出しました。


底生生物を調査していないのに、どうして三番瀬は餌資源が
  減少しているなどと結論づけるの?

 提出の際、私たちはこんなことを述べました。
  1. 底生生物の調査をまったくしていないのに、どうして、三番瀬は餌(えさ)資源が減少しているとか、環境が悪化しているという結論づけをするのか。
  2. 調査はNPO法人野鳥千葉に389万8700円で委託したもの。しかし、県も調査報告書の作成者に名を連ねており、今後の三番瀬再生事業に反映されるとのことである。したがって、その影響は大きい。
  3. 調査に鳥類の専門家が加わっていないようだが、そんな調査報告を三番瀬再生事業に反映させていいのか。
  4. たとえば、日本野鳥の会東京支部などが10年以上前から月1回開いている三番瀬探鳥会の記録と、今回の調査報告書の内容は違うところがかなりある。もちろん、鳥類の調査は、調査日によって、また、天候などによって大きく左右される。しかし、アオサの発生と堆積によって干潟・浅海域の底泥が無酸素状態になっているという記述などは、明らかに事実と異なる。このように、内容について疑問点がかなりあるので、勉強会(説明会)をぜひ開いてほしい。
 同課の八木悦男・自然保護企画室長は、「要望書の内容を検討し、後日返事をする」という回答しました。

 以下は、要望書の内容です。



要 望 書



2009年4月27日 

 千葉県環境生活部
 自然保護課長 渡邉吉郎 様

千葉の干潟を守る会 代表 大浜 清
三番瀬を守る会 会長 田久保晴孝
千葉県自然保護連合 代表 牛野くみ子


  「平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書」に
  関する勉強会の開催について(要望)

 日ごろ、千葉県の自然環境保全に関してご尽力いただいていることに感謝申し上げます。
 さて、先の三番瀬評価委員会において「平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書(概要版)」が配布されました。
 その内容をみると、鳥類は種数と個体数がともに減少傾向にあるとされています。また、三番瀬の環境は悪化傾向にあると結論づけてありますが、これはいつの時点と比較されているのでしょうか。
 これらは、私たちの観察結果や調査結果と考えあわせても乱暴な内容であると思います。また、県のこれまでの調査結果(補足調査など)や三番瀬円卓会議がまとめた「三番瀬再生計画案」の内容ともかなり異なります。たとえば「三番瀬再生計画案」では、平成14年度の調査結果に基づき、鳥類の飛来状況についてこう記されています。
      「埋立てがほぼ終了に近づいた1987年以降の三番瀬を含む葛南地域14地点の詳細な調査によると、種によっては減少・増加傾向を示しますが、全体的な飛来状況については大きな変化はありません。」
 そこで、三番瀬の現況について認識を深めたいと思いますので、当該調査報告書の内容について勉強会を開催し、県(自然保護課)と調査実施者(受託者)が説明をしてくださるようにお願いします。
 なお、市川塩浜護岸改修事業に係るモニタリング調査については、公開調査や見学会、勉強会が何度も開かれており、調査受託者も説明にあたっていることを申し添えます。








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