「三番瀬で生きもの探し」に200人参加

〜干潟の豊かな自然を体感〜



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 「海の日」の(2008年)7月21日、「三番瀬で生きものを見つけよう」と題したイベントが開かれ、親子連れなど200人が参加しました。
 会場は「ふなばし三番瀬海浜公園」前の浜辺。主催は、三番瀬保全など環境問題にとりくんでいる市民団体で構成する実行委員会です。


◆三番瀬は“世界一豊かな漁場”

 開会式ではまず、実行委員長の田久保晴孝さん(三番瀬を守る署名ネットワーク代表)が、「三番瀬にはたくさんの生きものがいます。できるだけ多くの生きものを見つけ、干潟のすばらしさを体験してください」とあいさつ。

 つづいて、県立中央博物館の中村俊彦副館長があいさつし、こう述べました。
     「単位面積当たりの漁獲高を調べてみたら、東京湾は世界一豊かな漁場ということがわかった。そういう東湾湾のなかでいちばん豊かなのは三番瀬だ。ということは、三番瀬は世界一豊かな漁場ということになる。そういうすばらしい海をたっぷり体感してください」


◆“マテガイの大きさ比べ”に親子で挑戦

 午前中は「生きもの探し」と題した干潟観察です。

 3班に分かれ、干潟に息づくさまざまな動植物を観察しました。また、“マテガイの大きさ比べ”に挑戦しました。

 干潟の砂をスコップなどで掘り返すと、アサリ、シオフキガイ、ソトオリガイ、ホンビノスガイといった二枚貝やゴカイなどがたくさんでてきました。

 干潟の表面ではマメコブシガニが歩きまわったり、潮だまりではアナゴの赤ちゃんなどが泳ぎ回っていました。アナジャコやヤドカリ、アラムシロガイなどもたくさん発見しました。

 “マテガイの大きさ比べ”には親子で挑戦です。砂の穴に塩をふりかけ、穴からでてきたマテガイをつかまえました。いちばん大きかったのは体長87ミリです。3人が賞をもらいました。

 干潟でたくさんの生きものをつかまえたり、発見することができ、こどもたちは大喜びでした。


◆「ラムサール条約登録」を船橋漁協が決議した理由

 午後は、寸劇「きのこの森からのメッセージ」や、「子どもエイサの舞」「チゴガニ踊り」などのアトラクションを楽しみました。

 アトラクションのあとは、地元の大野一敏・船橋漁協組合長による話です。
 大野さんは、こんな話をしてくれました。
  • 日本の漁業が危機に瀕しているウラには、漁業政策の大失敗がある。遠洋漁業を重視する一方で沿岸漁業を軽視してきたということだ。日本は、漁業資源にたいへん恵まれた沿岸の干潟をどんどん埋め立ててきた。

  • 沿岸漁業を大切にすることは、食料危機の打開になるし、省エネルギーにもなる。

  • 干潟や浅瀬には、小さな生きものがたくさんすんでいる。それらは魚の大切なエサになる。また、干潟は魚にとって大事な産卵場所でもある。そういう浅い海がなくなると、沖の魚もいなくなる。

  • 最近、ある県議が「三番瀬埋め立て計画の白紙撤回の撤回を実現したい」と発言した。そういうことから、船橋漁協はたいへん心配し、今年3月、「三番瀬をラムサール条約に登録して守ろう」ということを決議した。
     船橋の漁業が恒久的に続けられるよう、みなさんの力をぜひお貸しくださるようにお願いしたい。

 以上です。
 最後に、みんなで浜辺のごみ掃除をし、催しを終了しました。

 なお、NHKが取材に訪れ、当日(21日)午後6時45分からの「首都圏ネット」で放映してくれました。
 以下は、放映内容です。




《NHK総合テレビ「首都圏ネット」7月21日放映》

干潟“三番瀬”で生きもの探し

 東京湾に残る貴重な干潟、千葉県船橋市の三番瀬で、親子で海辺の生きものを探す催しが開かれました。この催しは、地元で環境問題にとりくむ住民グループなどが毎年、海の日に開いています。
 きょうは親子連れなど200人余りが参加しました。参加した人たちは、クマデやシャベルを使って砂を掘り返しながら、ヤドカリやゴカイといった干潟の生きものを次々と見つけました。
 なかでも多く見つかったのは、体長が2〜3cmほどのシャコの子どもで、住民グループのメンバーが「水の浄化に役立つ生きものだ」と説明していました。
 さらに、砂の小さな穴に塩をふりかけるユニークな方法で、マテガイという貝の一種をつかまえることにも挑戦し、三番瀬の豊かな自然を楽しんでいました。

〔子どもたちの感想〕
「シャコとがいるのは知りませんでした」
「けっこういろんな生きものがいるんだなと感心しました」















県立中央博物館の中村俊彦副館長があいさつ




さまざまな生きものを発見




干潟の砂をスコップなどで掘り返すと、貝やゴカイなどがたくさんでてきました




砂の穴に塩をふりかけ、穴からでてきたマテガイをつかまえます。




野鳥もたくさんいました。写真はウミネコです。




アサリ、シオフキガイなどの貝もたくさん採れました。




タマシキゴカイ。野鳥のエサになります。




タマシキゴカイの卵塊




マテガイ




ホンビノスガイ




寸劇「きのこの森からのメッセージ」




子どもエイサの舞




チゴガニ踊り




船橋漁協の大野一敏組合長




浜辺の清掃




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