三番瀬・猫実川河口域の豊かな生態系を

データで示す

〜市民調査報告会〜



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 三番瀬市民調査の会は(2008年)2月9日、調査報告会を船橋市女性センターで開きました。

 同会は、2003年から三番瀬・猫実川河口域の調査をつづけています。
 この海域は三番瀬の西側の市川市塩浜2、3丁目地先に位置します。

 第二湾岸道路計画(構想)では、猫実川河口域のど真ん中を道路が通ることになっています。そのため、2001年9月に三番瀬埋め立て計画が白紙撤回されたあとも、この海域は埋め立ての危機にさらされています。「再生」の名で人工干潟にし、その下に道路を通すことを、県がめざしているからです。

 報告会は、これまでの調査結果をまとめて発表したものです。
 「猫実川河口域の特徴と生態系」と題した基調報告のあと、貝類多様性研究所の山下博由さんが「猫実川河口の貝類相と泥干潟としての価値」と題した特別報告を行いました。
 その後、生物相、アナジャコ、酸化還元電位、塩分濃度、堆積状況、カキ礁の生物などについて、それぞれの担当者が報告しました。


■猫実川河口の泥質干潟とカキ礁は、
   三番瀬の生物多様性を支えるキーストーン

 各報告で明らかになったのは、猫実川河口域は多種多様な生き物が生息する重要な浅瀬ということです。
 大潮の干潮時には約30ヘクタールの広大な泥質干潟が現れます。約5000平方メートルのカキ礁も存在します。県の生物調査では動物196種、植物15種が確認されています。市民調査でも動物130種、植物11種を確認しています。まさに、ここは三番瀬の中でもっとも生物の多い海域であり、東京湾漁業にとっても大切な“いのちのゆりかご”となっています。

 市民調査にも参加している山下博由さんはこう述べました。
     「猫実川河口は、東京湾奥の河口干潟や泥干潟の生態系が良好に保存された場所である。貴重なカキ礁も存在する。人為的に撹乱されていない遺骸群集も存在していて、現状のまま保全する必要性が高い」
     「猫実川河口の干潟は、東京湾生態系の本来性をさぐるうえで、また、自然再生のための『原図』としてきわめて貴重な海域である」
     「猫実川河口に広がる泥質干潟と、そこ存在するカキ礁は、三番瀬の干潟全体の生物多様性を支えるキーストーン(かなめ石)となっている」
     「このような場所が覆砂された場合、泥干潟やカキ礁の生物群集と遺骸群集への影響が危惧される」
 報告のあとは質疑討論が活発に交わされました。










調査結果の報告を聞く参加者たち








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