三番瀬は、市川側の猫実川河口域が開発にさらされていることもあり、この海域のカキ礁が注目されています。「三番瀬市民調査の会」はこのカキ礁も調査し、その重要な役割や保全の必要性などをアピールしつづけています。
ところで、三番瀬は船橋側にもカキ礁があります。市民調査の会は3月24日、この船橋側カキ礁を調査しました。
■様相がずいぶんと違う
いちばんの印象は、同じ三番瀬のカキ礁でも、猫実川河口域と船橋側ではずいぶんと様相が違うということです。
次の4点が目立ちました。
こうした違いがなぜ生じているのかは今後の研究課題のひとつです。
- 猫実川河口域はアオサがほとんど見られないのに、船橋側はアオサが覆っている。
- 猫実川河口域は、カキ礁の中のタイドプール(潮だまり)やカキ礁の周りを稚魚が泳ぎ回っているのに、船橋側はそんな状況が見られなかった(ほかの日は違うのかも?)
- 猫実川河口域はカキ礁の中にウネナシトマヤガイやケフサイソガニがたくさんいるのに、船橋側ではわずかしか発見できなかった。
- カキは、船橋側の方が生きがよさそうにみえる。
■船橋側のカキ礁で確認した生物
以下は、船橋側のカキ礁で今回確認した生物です。
ナミイソカイメン、アカクラゲ、ミズクラゲ、クロガネイソギンチャク、タテジマイソギンチャク、ゴカイの一種、アサリ、シオフキ、マガキ、ミドリイガイ、ムラサキイガイ、シマメノウフネガイ、イボニシ、キセワタガイの卵塊、アメフラシ+卵塊、マメコブシガニ、シロスジフジツボ、アミの一種、ワレカラの一種、ヨコエビ、ユビナガホンヤドカリ、アカエイ、アオサ、オゴノリ、スサビノリ、ホンダワラの一種
(2007年3月)
猫実川河口域のカキ礁。アオサがまったくといってよいほどみられない
船橋側のカキ礁はアオサに覆われている
船橋側カキ礁の周りにいたアカクラゲ
でっかいアメフラシ(船橋側カキ礁にて)
アメフラシの卵塊(船橋側カキ礁にて)
クロガネイソギンチャク(船橋側カキ礁にて)