猫実川河口域は生物相がたいへん豊か

〜2005年6月の市民調査〜




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 「三番瀬市民調査の会」は(2005年)6月25日、猫実川河口域の定例市民調査をおこないました。参加者は25人。調査内容は次の5項目です。
  • カキ礁
  • 酸化還元電位
  • アナジャコ
  • 塩分濃度・伝導率
  • 強熱減量分析


■大人でありながら、わくわくしたたった

 11人の方が今回はじめて参加されました。こんな声がだされました。
     「カキ礁をはじめて見た。カキ礁周辺の海水がたいへんきれいなのに驚いた。三番瀬再生会議を何回か傍聴したが、会議では、この猫実川河口域について『死んだ海』とか『ヘドロ化している』などいう意見がだされている。そこで、今回の調査に参加した。実際の状況がよくわかってとてもよかった」

     「猫実川河口域は“死んだ海”という言い方もされている。しかし、今回の調査にはじめて参加し、たった1回で約40種類の生き物を発見できた。大人でありながら、わくわくした。東京ディズニーランドが近くにあるが、こちらの方がワンダーランドという感じがする」

     「私は多摩の方に住んでいるが、多摩川にはいろいろな生き物がいる。今回参加してみて、下流の東京湾にもたくさんの生き物がいることがよく分かった」

     「旧江戸川の河口など、東京湾内湾のほかの場所でもカキ礁が増えているようだ。調査を進めたい」


■猫実川河口域は、藤前干潟よりも生き物の種類が多い

 名古屋市からも2人の方が参加してくださり、こんな感想を寄せられました。
     「市民調査には昨年から参加している。猫実川河口域は、藤前干潟よりも生き物の種類が多い。藤前干潟の埋め立て(人工干潟造成)が中止になったときは保全の立場に立った学者が、ここ(三番瀬)では逆の立場にたっている。これは、すごく残念だ」

     「ここに来るたびに、猫実川河口域は生物相が非常に豊かということを感じている。ここはぜひとも残すべきである」


■今回確認した生き物

 今回の調査でも、カキ礁やカキ礁周辺の泥干潟、浅瀬でたくさんの生き物を確認したり、採取しました。今回確認されたのは約40種類です。


 (1)魚
   マハゼ、ミミズハゼ、チチブ(ダボハゼ)、ギンポ、アカエイなど。
 (2)カニ類
   イシガニ、マメコブシガニ、イッカククモガニ、ケフサイソガニなど。
 (3)貝類
   アカニシ、イボニシ、ウネナシトマヤガイ、マガキ、ブドウガイ、
   アラムシロガイ、ミズゴマツボなど。
 (4)鳥
   スズガモ、ダイサキ、アオサギ、コアジサシ、ウミネコ。
 (5)その他
   アナジャコ、ワレカラ、マンハッタンボヤ、クロシタナシウミウシ、
   エボヤなど。




 市民調査の今後の予定は、7月23日(土)、8月20日(土)、9月17日(土)です。

(2005年6月) 













猫実川河口域のカキ礁は、面積が約5000平方メートル。大潮の干潮時に姿を現す。








カキが上へ上へと積み重なり、塔状になっている。








猫実川河口域は、潮が引くと広大な泥干潟が現れる。








カキ礁周辺の泥干潟で生き物を調査。この日は、泥干潟のかなりの部分がアオサに覆われていた。








泥干潟をスコップで掘ると、水道管のようなアナジャコの巣穴が見つかる。








アナジャコの赤ん坊。








イシガニの雄(右)と雌(左)








アカニシ(右)とアカニシの卵(右)








カキの死骸のかたまりを分解すると、カニなどさまざまな生き物がでてくる








カキの死骸には、チチブ(ダボハゼ)も入っていた。カキ礁が生き物の住み処(すみか)になっていることがわかる。








生きたカキ









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