三番瀬埋め立て計画中止と30万署名達成を祝う

〜三番瀬署名ネットワークが開催〜




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 2001年12月15日、三番瀬埋め立て計画中止と30万人の署名達成を祝う集いが船橋市の海神公民館で開かれました。主催は「三番瀬を守る署名ネットワーク」です。会場には干潟生物の標本が展示され、それを二重の楕円形に囲んだ椅子席は、お祝いにかけつけた70余名の参加者で埋まりました。


■千葉県の臨海開発政策に終止符をうつもの

 署名ネットの大浜清代表は、冒頭のあいさつの中で、「三番瀬の埋め立て中止は千葉県の臨海開発政策に終止符をうつもの。20世紀は環境破壊の世紀だった。21世紀は環境復原の世紀になる」と三番瀬埋め立て中止の意義にふれ、埋め立て計画の変遷と、新浜からはじまった埋め立て反対、自然保護の運動が生活を守る市民運動へと発展していった経過、そしてこれからの三番瀬について述べました。
 さらに、1996年から始められた署名運動については、「開発計画を県民に知ってもらうと同時に、三番瀬の大切さを訴え、そして一人ひとりの意志を表明してもらうのがねらいだった。その結果、多数の市民が熱心に活動を展開し、三番瀬の名前は急速に広がった。10月時点で署名数は29万6000名を超え、きょう現在では30万を達成しているものと推定される。堂本知事が“白紙撤回は県民の意志”と答弁したのは、この署名の重みがあったからだと思う」と、それが果たした大きな役割を強調しました。
 大浜代表は最後に、「この成果は、いまや、諌早や韓国の環境保護運動にとっても励ましになる。そして今日のこの成果は、運動に生命を捧げられた石川敏雄さん、山下弘文さんのことを抜きにしては語れない」という言葉であいさつを締めくくりました。


■「多数の市民の力」にたいする信頼感が運動を支えた

 ついで、堂本知事、佐藤謙一郎衆議院議員(「公共事業チェック議員の会」事務局長)、歌手の山本リンダさん、俳優の河津裕介さんなどからのメッセージが紹介されました。知事からのメッセージは、「おめでとう。公務のため出席できません。長い運動の成果です。各分野の市民とともにいっしょになって、すばらしい計画をつくりましょう」といったものでした。
 竹内壮一さんの発声で乾杯した後、杉本さんの進行で参加者のリレートークに移りました。分刻みでしたが、全員が熱い思いを話しました。苦労したけれど、それだけに楽しかった署名運動の思い出、きょうという日の感激、地方政治の変容や時代の動きへの感想、自分の自然保護活動の紹介、これからの課題など、思い思いの話でした。しかし皆さんに共通していたのは、埋め立て中止を勝ち取った喜びと、私たちの背後から運動を支えてくれた「多数の市民の力」にたいする信頼感、そして三番瀬の自然を子供たちに残してやりたいという強い願いではなかったかと思いました。
 トークのあとは全員合唱です。はじめは、星野団長の指揮で、市川プリマベラ合唱団といっしょに「守ろう三番瀬」を、続いては、今関さんの指揮、星野さんのアコーデイオン伴奏で全員が「三番瀬の発見」「今日の日はさようなら」を力いっぱい歌いました。


■竹内壮一さんが署名ネットの新代表に

 祝う会の最後には大浜清さんから竹内壮一さんへの代表交替、バトンタッチの式がなごやかな中にも厳粛に行われました。
 千葉県自然保護連合の牛野くみ子代表から、「民主主義は与えられるものでなく、勝ち取るもの。いま、私たちはその喜びをかみしめている。今日の日はさようならだが、明日にと続く民主主義は勝ちとるもの。これからが正念場となる。強い意志を持って明日につなげよう」とあいさつがあり、すべてが終了となりました。
 なお、参加者には記念品として、大浜代表の美しい詩(英文、和訳)、「30万人署名と三番瀬計画撤回を記念して」のカードと、田久保晴孝さんのきれいな写真「三番瀬」(2葉)が贈られました。

(千葉の干潟を守る会・竹川未喜男)  












全員が「三番瀬の発見」などを合唱







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