ハゼ釣り客でにぎわう三番瀬の市川側で

埋め立て反対の署名集め

〜 三番瀬を守る署名ネットワーク 〜




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 「三番瀬を守る署名ネットワーク」のメンバーは(2000年)9月23日、ハゼ釣り客でにぎわう三番瀬の市川側で埋め立て計画の撤回を求める署名集めをおこないました。
 署名集めには「三番瀬ハゼを守る会」が協力してくれました。








三番瀬の市川側(猫実川河口域)。
ここには稚魚のえさとなるドロクダムシなどが生息しており、漁業資源や水質浄化などの面で大きな役割を果たしている。
そんな環境価値の高い場所を千葉県が埋め立てようとしていることから、署名ネットは埋め立て計画の白紙撤回を求めて署名集めをつづけている。署名の数は、この8月に25万人を超えた。








三番瀬の市川側はハゼ釣りのメッカとなっていて、埼玉県や東京都の各地からもたくさんの釣り人がやってくる。家族連れも多い。








埋め立て計画などを話して署名を求めると、ほとんどの人が快く協力してくれた。
「埋め立てるとハゼがいなくなる。絶対に反対だ」「日本の人口がやがて減少に転じることや、国・自治体の財政危機、環境保全の大切さなどを考慮すれば、埋め立てはもうやめるべき」「埋め立てなんてとんでもないことだ。みなさんの運動にぜひ協力したい」などの声がつぎつぎと寄せられた。








「三番瀬ハゼを守る会」の監視船。
「守る会」は、毎日ここに常駐し、ハゼ釣り客に対する釣り情報提供や密漁監視などをおこなっている。もちろん、埋め立て計画にも強く反対している。
夜になると、ハゼやカニなどを網でごっそり採り、大金を手にしようと、ギャング(密漁船)がひんぱんに出没する。「守る会」は、ギャングを発見すると、ただちに海上保安庁に通報する。








護岸の老朽化で陥没の危険があるため、市川市は最近、護岸の一部(全長3.3キロのうち2.7キロ)を立ち入り禁止にした。
「三番瀬ハゼを守る会」や「市川緑の市民フォーラム」などは、護岸を改修するよう市川市や千葉県に要望している。しかし、埋め立て推進に躍起となっている市川市は、「カネがない」とか「埋め立て計画がある」などと言って、改修しようとしない。逆に、陥没の危険性を埋め立て推進の世論づくりに利用しようとしている。
現地に常駐している「守る会」は、市川市の職員が来るたびに、護岸改修を訴えている。しかし、「危ないので、ただちに改修してほしい」と求めると、市職員は「埋め立て計画があるので、陥没してもよい」と答える。「陥没したら、ハゼ釣りができなくなる」と言うと、「ハゼ釣りはどこかほかの場所でやればいい」というひどい回答である。
市川市の職員は、現地に来ると、「守る会」のメンバーと顔をあわせないように、こそこそと立ち入り禁止の看板などを設置している。








鉄板が腐食しているため、そこから土砂が流出して内部が空洞化し、路盤が陥没する。
腐食した護岸は改修するのが管理者(千葉県と市川市)の役目なのだが、埋め立てを実現したいために、わざとほったらかしにしている。
この点について、県のある土木技術職員はこう言う。「埋め立て計画とは切り離し、ただちに改修すべきだ。かりに埋め立て計画が認められても、その実現は何年も先になる。老朽化して危険な護岸をそれまでほっておくことは許されない」。








都市計画決定されている第一下水処理場の予定地。
県は、残土の堆積が進んでいることや「地権者が土地を売らない」などを理由に、ここではなく、三番瀬埋め立て地に処理場を建設するとしている。署名集めの日、そこの地権者がハゼ釣りに来ていて、つぎのように千葉県の姿勢を怒っていた。
「我々の土地を下水処理場用地として都市計画決定したままにしているので、地権者はみんな困っている。建物が建てられないなどいろいろと規制されているからだ。そこで、県に対して、買収するか、都市計画決定を取り消すか、どちらかを早く決めてくれと要望しているが、県はうんともすんとも答えず、なにもしない。まさにヘビの生殺しだ」。
つまり、県が言う「地権者が売ってくれない」は、大ウソだったのだ。
予定地の海側半分(写真の右側)は残土が積まれているが、北側(写真の左側)は約20ヘクタールが更地状態になっている。この面積は三番瀬につくろうとしているのと同面積である。したがって、どうしても下水処理場が必要というのであれば、地権者から土地を買収し、ここにつくればよい。









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