三番瀬を守る会が


 三番瀬埋め立て計画案の慎重審議を要望




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 現在、三番瀬埋め立て計画案は、千葉県環境会議の下部組織である「環境調整検討委員会」で審議中です。
 この埋め立て計画案について(2000年)3月22日、「三番瀬を守る会」が県環境会議議長と環境調整検討委員会委員長に要望書を提出しました。
 埋め立ての計画面積は、市川側が90ヘクタール、船橋側が11ヘクタールとなっていますが、マスコミなどでは市川側の埋め立てが多くとりあげられています。
 三番瀬を守る会が今回提出した要望書は、船橋側の埋め立ても必要ないとしており、将来の子どもたちや声なき生き物の視点で財政、土地利用の必要性を含め、十分なる審議を要望するとしています。
 要望書の内容は以下のとおりです。


 

要 望 書



2000年3月10日

 千葉県環境会議
  議 長 林雄二郎 様
 環境調整検討委員会
  委員長 白鳥孝治 様

三番瀬を守る会
会 長 田久保晴孝


 日頃、千葉県の環境関係の諸問題について、ご尽力下さいまして、誠にありがとうございます。
 貴会議が審議する三番瀬埋め立て計画見直し案(101ヘクタール)についての審議過程は、今後千葉県のみならず、全国自治体の将来の環境行政に重大な影響を与えるものであり、環境に関する十分な科学的知見や住民の意見の集約を基礎に、科学的かつ民主的議論をつくされることを要望いたします。



  三番瀬埋め立て計画見直し案(101ヘクタール)の
  問題点と要望
     〜 船橋側(11ヘクタールの埋め立てと埠頭)について 〜

(1) 埠頭
 港湾関係者による要望をうけて、3万トン級が着岸できる(−12m)埠頭をつくる計画になっているが、1999年には船橋港には1万トン級以上の鉄鋼船は1隻しか入港していません。(2年間で5隻)。船橋港であつかう鉄鋼関係の荷量は減少しています。(きちんとしたデータを元に必要性の検討をお願いしたい。
 本埠頭の整備には50億円かかる(耐用年数50年)といわれるが、仮に公共埠頭であつかえない1万トン級以上の船が入港し、近くの企業ふ頭(−12m)を利用して、5000トンの鋼材をトレーラーを使って移動しても400万円ですむといわれる。また、1万トン以上の船であっても、荷降ろしの関係で、−10mのバースでも十分入港ができる。
 したがって、現在ある埠頭(−10m)を利用し、なお公共埠頭で荷降ろしできない鉄鋼船に対しては、補助金を出した方が財政的にも有効であろう。


(2) 水鳥などについて
 船橋側の埋め立て予定地11ヘクタールには、冬季にスズガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどのカモ類が常時500羽以上生息している。希少種のカンムリカイツブリやハジロカイツブリもわりと多い。1992年〜97年までは、天然記念物のコクガンが毎年飛来していたところ(採餌、休息)でもある。航路が30年をへて、浅くなり多様な生物が生息する区域になっている。魚類、貝類(ムラサキガイ、マガキ)、カニ類など、多量に生息している場所となっているので、(船橋航路より、淡水が大量に入りこみ、他の場所とは別環境)埋め立て面積は小さいが、三番瀬の生物に与える影響が大きいと考える。


(3) 現在ある防泥柵周辺は立入禁止になっているため、多くの水鳥の休息地となっている。計画では公園としてこの地区を整備することになっているが、この計画は、水鳥に大きな影響を与えるものと思われる。十分な調査と対策が必要であろう。


(4) 船橋海浜公園の上を通る計画である第二湾岸道路についても、財政、美観、水鳥の飛行の障害、自動車の排気ガス増等の理由により必要ないと思います。

 以上、私たちは4つの点において、船橋側11ヘクタールの埋め立ては必要がないものと考えていますが、将来の子どもたちや声なき生き物の視点で財政、土地利用の必要性を含め、十分なる審議を要望します。




《付記》
 埋め立てと同時に行われる市川航路の拡幅および底上げは、現在の貨物船が3000トン級であるので(将来とも大型船の入港はないと思われる)、必要ないと思います。
 なお、航路自体が、生き物に大きな影響を与える青潮の元になっています。





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