千葉県のパブリックコメントは形だけ

〜3人の方が証言〜


千葉県自然保護連合事務局




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 「ちばづくり県民コメント」について3人の方から貴重な情報をいただきました。ありがとうございました。


■延べ101名259件の意見を捨て置く

 Aさんは、「障害者差別禁止条例」関連のパブリックコメント(パブコメ)で県が最悪の対応をしたと述べておられます。
 延べ101名の県民から259件(1回目17名49件、2回目84名210件)も意見が寄せられたのに、県はこうした意見を未処理のまま捨て置いたそうです〈注〉。Aさんは、県のパブコメはアリバイにすらなっていない、と憤慨です。
    《今年(2007年)7月に施行された「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」(いわゆる障害者差別禁止条例)は、紆余曲折をたどり、3回目の議会で可決された条例ですが、その制定に関わるパブコメも障害者や家族、関係者を全く無視した最悪の取り扱いを受けました。
     1回目は、意見募集期間=平成17年9月7日〜10月20日、結果公表予定=平成17年11月末頃、2回目は、意見募集期間=平成17年12月26日〜平成18年1月12日、結果公表予定=平成18年2月頃、として意見募集がされました。しかしその後、何の意見整理も発表もないまま、条例が議会にかけられ、可決され施行されました。それぞれ17名49件、84名210件の意見が寄せられていたのに、未処理のまま捨て置かれたのです。アリバイづくり、否、アリバイにすらなっていないのが実態です。
     タウンミーティングもパブリックコメントも形ばかりで、善意の県民を都合よく踊らせているだけ、という指摘もされていますが、まさにそのとおりと言わざるを得ません。》


 〈注〉県がパブコメにかけたのは次の2つです。
   1回目……「障害者差別をなくすための研究会」中間報告
   2回目……障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくすための条例(仮称)要綱案



■意見は一度も採用されたことがない

 Uさんは、環境省は意見を取り入れてくれるが、千葉県に出した意見は一度も採用されたことがない。千葉県は聞き置くだけ──と述べておられます。
    《千葉県実施のパブリックコメントで私たちの意見が採用されたことなど一度もありません。
     それに比べ、環境省はなんとか入れてくれます。例えば、先頃行われた第3次生物多様性国家戦略では、当初はラムサール登録地の数値目標は一つも入っていませんでした。それで、JAWAN(日本湿地ネットワーク)が第11回ラムサール条約締約国会議までに20カ所の数値目標を入れるように要請しました。そうしたら、半分とはいえ10カ所入れてきました。これに比べ、千葉県はまったく聞き置くだけです。》


■印西・白井圏はいちばん意見が多かったのに全く反映されなかった
  〜市町村合併構想のバブコメ〜

 Kさんは、市町村合併構想について印西・白井圏はどこよりもパブコメが多かったのに全く反映されなかった、と言います。
    《市町村合併構想が昨年の暮れに発表されたとき、印西・白井圏はどこよりもPC(パブコメ)が多かったのですが、全く反映されませんでした。全く同じ枠組みが否定されたばかりなのにマタ同じ枠組みを示してきたので、大ブーイングでした。》
 これらは、千葉県のパブコメがどういうものであるかを知るうえで貴重な情報です。
 私たちは、「パブコメはアリバイづくりになっている」と言ってきました。しかし、Aさんによれば、「県の担当者(幹部)たちはパブコメにどういう意見が寄せられたかも見ていない」とのことです。
 要するに、“アリバイづくりにもなっていない”というのが実態のようです。

(2007年11月)






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