兵庫県明石の“殺人海岸”と三番瀬


千葉県自然保護連合事務局



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 全国自然保護連合の総会が(2002年)9月29日に東京で開かれました。
 「三番瀬の猫実川河口域を人工海浜化する動きがつよまっている」と話したところ、兵庫県の「播磨灘(はりまなだ)を守る会」の方がこう述べました。
「そこを人工海浜化したら、兵庫県明石市の大蔵海岸の人工海浜(砂浜)と同じような結果になる。砂の流出は避けられない。大蔵海岸は、建設省(現国土交通省)が直立護岸の前面海域に砂を入れて人工海浜をつくった。うたい文句は環境修復や環境再生だった。私たちは、『そんなところに人工海浜をつくっても、海流で砂がえぐりとられる。砂の流出も必然だ。だから、人工海浜はつくるべきでない』と再三にわたり同省に要請した。しかし、無視された。同省は『大丈夫だ』と言っていた。しかし、海水の浸食で地下に空洞ができて砂浜が陥没し、幼児が生き埋めになるという事故がおきた。また、花火大会でたくさんの市民が死傷するという転倒事故もおきた。それで、私たちはそこを“殺人海岸”と呼んでいる」
 明石市大蔵海岸(人工海浜)での幼児生き埋めというのは、昨年12月におきた事故です。人工海浜を父親と散歩していた美帆ちゃん(4歳)が生き埋めになり、死亡しました。美帆ちゃんの足元の砂浜が突然陥没したため砂に埋まったものです。
 このことは、人工海浜の維持管理は非常にむずかしいことを示しています。つまり、自然は人間の思いどおりにはならないということです。
 ちなみに、花火大会による死傷事故というのは、人工海浜と駅を結ぶ歩道橋で約260人が死傷した転倒事故です。

(2002年10月)



 


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