猫実川河口域は生きている


小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会 小関公平・御簾納照雄



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 「小櫃川河口・盤洲干潟を守る連絡会」の小関公平代表と御簾納照雄事務局長は(2002年)8月19日、三番瀬の再生について以下の意見書を提出しました。






意 見 書



2002年8月19日

千葉県総合企画部政策調整課
 三番瀬プロジェクトチーム 御中

小関 公平
御簾納照雄


三番瀬の再生に関する意見

 私たちは、三番瀬の埋立が中止と決定したとき、このことは盤洲干潟と共に東京湾の自然の一部を後世に残すことができる、と安堵しました。しかしそれもつかの間、「三番瀬の再生」という名のもとに「造成工事」をするという声が大きくなっているとのマスコミ報道に驚いております。
 同じ東京湾に残された、小櫃川河口・盤洲干潟の地域から意見を申し上げます。

 私たちは、今春実施された三番瀬を守る市民主催の猫実川河口域生物調査に参加しました。2回参加しましたが、そこで感じたことを一言で表現すると、『この海域は生きている』ということです。

 5月の参加では、深さ10センチメートルまで引いた瀬に船で実際渡りました。そこで浅瀬特有の水のきれいさに出会いました。護岸からは見えませんが、透明度の高さに、やはりこの広大な瀬が水を浄化していると納得しました。粘土質の浅瀬は穴だらけなのです。そこに棲息する底生動物、微生物たちが水をきれいにしているわけです。
 浦安方面のマンション群、高い護岸の狭間にありながら海の香りがして、まさに都市近郊のオアシスであると感じました。三番瀬周辺は埋め立てられた結果、現在があり、しかしその自然は踏ん張って多様な底生動物を育んでおります。

 この海域は死んでいる、人工干潟が必要だ、などの声は単に事業をしたい側の発想ではないでしょうか。まだまだ生きている海を死に追いやるものです。
 アサリが取れるようにとの発想も、なぜアサリがいなくなったかを考える必要があります。自然を「目先の利益を生むもの」としか見ないのは間違っています。人工干潟が成功した例があるでしょうか。前例の愚は繰り返さないというのが人知というものです。市民がその自然に触れられる、いわゆる親水域としての整備、つまり護岸から降りられる場所を数力所程度造ることで、東京湾に残された少ない自然をありのまま残すことを要請・提案いたします。




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