三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が金融機関を介して市川市行徳漁協の組合員に対して「転業準備金」の名目で約43億円を融資し、その利息56億円の支出を1999年度補正予算と2000年度当初予算に計上した問題で、「三番瀬を守る署名ネットワーク」のメンバーなど22人は、4月7日、県監査委員に対して支出の差し止めを求める監査請求をしました。
ところが、かつて県企業庁長などの職を務め、この融資問題に深く関わっていた蕨悦雄氏が、この春、千葉県代表監査委員に就任したことが判明しました。
そこで、監査請求人の代表である藤原信氏は4月18日、蕨氏を本件申し立ての監査から除斥するよう求める申立書を提出しました。
除斥申立書の内容は次のとおりです。
除斥申立書
事件番号 監査第15号 除斥申立書 1 申立の趣旨 蕨悦雄監査委員を本件申立の監査から除斥されたい。 2 申立の理由 右監査委員は、平成元年度、2年度は県企画部長、平成3年度は企業庁長 の職にあり、市川二期地区計画、京葉港二期地区計画の策定に関わった。 しかも本件融資に関する県企業庁・千葉県信漁連・行徳漁協間の平成3年 3月合意書作成を継承についても深く関わったと思われる。 本監査請求は直接的には平成3年の三者合意に基づく累積利息の支出が違 法、不当であると請求しているものである。よって地方自治方第199条 の2「監査委員は、自己若しくは父母、祖父母、配偶者、子、孫若しくは 兄弟姉妹の一身上に関する事件または自己若しくはこれらの者の従事する 業務に直接の利害関係のある事件については監査することができない」の 定めにより同監査委員の除斥を求める。 以上 2000年4月18日 標記事件請求人 住所 千葉県市川市市川1−25−19 氏名 藤原 信 千葉県代表監査委員 蕨 悦雄 様