第二湾岸道路と三番瀬の保全・再生は両立しない

〜講演会「第二湾岸道路と三番瀬」〜




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 三番瀬保全にとりくんでいる8団体(三番瀬を守る会、千葉の干潟を守る会、三番瀬を守る署名ネットワーク、市川緑の市民フォーラム、市川三番瀬を守る会、千葉県野鳥の会、千葉県自然保護連合、自然と文化研究会)は(2004年)12月11日、「第二湾岸道路と三番瀬」というテーマで講演会をひらきました。
 なお、高杉さんの講演要旨はこちらにこちらに掲載してあります。


■第二湾岸道路と三番瀬保全は両立しない
  〜高杉晋吾さんの講演〜

 講演してくれたのは、ルポライターの高杉晋吾氏です。高杉さんは、三番瀬を横切る形で計画されている第二湾岸道路(第二東京湾岸道路)と三番瀬の保全・再生は絶対に両立しないと強調しました。そして、「三番瀬の環境は破壊しないが、第二湾岸道路は推進する」と言うのは詭弁術として、堂本知事をきびしく批判しました。また、三番瀬のラムサール条約登録を推進すると言いながら、他方では第二湾岸道路を積極的に推進している三番瀬関係各市の市長についても、「両方なりたたないことを平然と言ってのけている」と批判しました。
 さらに、三番瀬円卓会議が、第二湾岸道路の建設を認めたうえで、「三番瀬の再生・保全の理念に反する形で第二東京湾岸道路の計画を行わないよう要望します」と知事に要望したことについても、「第二湾岸道路が三番瀬の再生計画に影響がないということは絶対にありえないのに、そんなことを県に要望している」と指摘しました。
 高杉さんは、陸上部分の第二湾岸道路はほぼできあがっていることを、映像でみせてくれました。そして、じっさいにはどんどん工事などが進んでいるのに、行政は「二湾隠し」をおこなっていると話しました。
 また、第二湾岸道路の最大のハイライトは三番瀬海域につくられる巨大ジャンクション(第二湾岸道路と外環道の接続部分)であるとし、そういう第二湾岸道路がつくられれば三番瀬はどうなるのかという具体的イメージをつくり、堂本知事につきつけるべきだと述べました。
 高杉さんは、「希望的観測のもとに話を進めるべきではない」と強調しました。これは、「三番瀬には第二湾岸道路はつくらないのではないか」とか「三番瀬に影響がでない形でつくられるのでは」などと考えている人が少なくないことについてふれたものです。
 最後に、「第二湾岸道路計画は簡単には中止にならない」とし、「私たちもそうとう覚悟してかかる必要がある」と述べました。


■猫実川河口域は生き物豊かな海域
  〜三番瀬市民調査の報告〜

 高杉さんの講演のあとは、三番瀬市民調査の会による「市民調査の報告」です。市民調査の会のメンバーである伊藤昌尚さん(日本湿地ネットワーク運営委員)と高島麗(うらら)さんが、三番瀬・猫実川河口域の調査結果を映像を使いながらわかりやすく話してくれました。
 この海域については、「瀕死の状態になっているので、土砂をいれて人工干潟化にすべき」などということが盛んに言われています。
 伊藤さんは、この海域にアナジャコなどさまざまな生き物が生息しており、いかに自然豊かな海域であるかを明らかにしてくれました。高島さんは、5000平方メートルにおよぶカキ礁が多様な生態系を支えているとし、「地味で目立たない猫実川河口に広がるカキの島は、“何の役に立たない場所”どころか豊かな生態系を支える“かなめの石(Key stone)である”と強調しました。

(2004年12月) 












講師の高杉晋吾さん(ルポライター)








三番瀬市民調査の会の伊藤昌尚さん








三番瀬市民調査の会の高島麗(うらら)さん








講演・報告に聞き入る参加者









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