ようこそ 三番瀬へ




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 東京湾は、かつては広大な干潟を擁し、遠浅の海岸がつづいていました。そうした遠浅の海岸は埋め立てによってかたっぱしからつぶされてしまいましたが、東京湾の奥にかろうじて残された自然の干潟・浅瀬が三番瀬です。

 千葉県の船橋、市川両市の沖に広がる三番瀬は、泥質および砂泥質の干潟(140ヘクタール)と水深5メートル以下の浅瀬からなり、総面積は約1800ヘクタールにおよびます。

 干潟や浅瀬は“生命のゆりかご”といわれています。陸から栄養分が流れてきて、干潮時にたくさんの酸素や光をあびて、ものすごい量の生物を育てています。千葉県が実施した「補足調査」によれば、三番瀬では鳥類89種、動植物プランクトン302種、ゴカイなど底生生物155種、魚類101種、合計647種の生物が確認されています。

 ゴカイやカニや貝や魚などをえさにする水鳥たちは、干潟や浅瀬がないと生きていけません。日本は、サギ、カモ、カモメのほか、シベリア、アラスカからオーストラリア、ニュージーランドまで旅行するシギ、チドリの中継地になっています。

 そのなかで、三番瀬は、日本有数のスズガモ、シギ、チドリの飛来地として、国際的にも重要な渡り鳥の中継地となっています。とくに、三番瀬は日本一のスズガモの生息地となっており、冬には約10万羽が確認されています。

 三番瀬の数キロ先には、ラムサール条約登録湿地である谷津干潟があります。多くの水鳥がここ三番瀬と谷津干潟の間を行き来していて、谷津干潟の水鳥にとっても三番瀬はなくてはならない場所になっているのです。

 三番瀬はまた、ノリ、アサリ、カレイなどの好漁場となっており、多くの魚が稚魚のあいだ、干潟や浅瀬で過ごしています。  さらに、県の補足調査で13万人分の下水処理能力を持つことが明らかにされたように、三番瀬は東京湾の浄化にも大きな役割を果たしています。

 一方、ふなばし三番瀬浜公園前の三番瀬は、5月の休日ともなると、潮干狩り客でごった返すほどにぎわいます。三番瀬は、市民のレクリェーションの場として、あるいは市民と海との触れ合いの場としても、たいへんな役割をはたしているのです。

 つまり、東京湾沿岸で90%の干潟・浅瀬が失われたなか、三番瀬は、首都圏全体にとってきわめて大切な自然であり、貴重な“都会のオアシス”あるいは“命をはぐくむ海のゆりかご”となっているのです。


■貴重な自然をそのままそっくり残したい

 東京湾の干潟・浅瀬、埋め立てによって9割が消失しました。そういう中で、わずかに残った干潟・浅瀬をこれ以上つぶすことはすべきでありません。つぶせば、自然の生態系が破壊されるだけでなく、結局は人間にとってもまずいことになります。

 私たちはこうしたことから、三番瀬を埋め立てたり、土砂を入れて人工砂浜(干潟)をつくることに反対します。 「都市のすぐ近くに残された貴重な自然、豊かな生命の宝庫をそっくりそのまま残したい」「三番瀬の保全・再生事業は、改変ではなく保全を強化すべき」。そんな願いから、私たちはこのホームページを開設しました。
(2005年6月)








1936年当時の干潟・浅瀬の状況








ハマシギの群舞





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