徳島ラーメン 徳福
ずいぶん前から世間でラーメンがブームになっているようだが、
最近はそれが加速してきて、やたらとラーメン屋が林立しているのが
目につく。もっとも今にもつぶれそうな店も多いのも現実で、まさに
ラーメン戦国時代(注1)。
さて、今回紹介するお店は、徳島ラーメンである。
徳島ラーメンは一時期ラーメン博物館にも入っていたので、なんと言うか
すき焼きみたいな感じの味を覚えている方も多かろう。
神奈川、そして横浜において徳島ラーメンとはこれ如何に、と思う向きも
あろうが、所謂「家系」以外の味を楽しむのもこれまた良いものである。
店構えは何と表現したらよいかわからないが、結構目立つ。店内は
カウンター席が8席弱、テーブル席が1つか2つほど、とやや小さい。
徳島ラーメンの特徴としては、チャーシューの代わりに豚バラ肉、
そして生卵が入っていることであろうか。メニューはいわゆる中華そば、
そして普通の店のチャーシュー麺に相当する肉中華そば(だったかな?
正式名称失念)、さらに生卵を載せた肉玉中華そばが選べる。
また、サイズを小、大から選ぶことが出来る。「小」といわれると
相当小さいのかなぁと気にしつつも、今回は初回でもあるのでとりあえず
中華そば「小」を注文する。
すると、「醤油にしますか、それとも塩にしますか?」との質問が。
徳島ラーメンは醤油であると思い込んでいた私としては想定外の
質問で、少々戸惑ったものの、ここはとりあえず醤油を選択。
待っている間、客の出入りなどをちょっと観察していたが、
来たのが平日の夜9:00ころということもあってか6割ほどの客の入り。
ただし、定常的に何人か客が来て、何人か去っていく、という
サイクルが繰り返されており、「この店なら間違いはあるまい」と
安心感を抱かせる状態(注2)。
待つことしばし、いよいよラーメンが出てきた。「小」と
いうだけあって、普通の店のラーメンよりも心なしかどんぶりが
小さい。奇妙なのは金属の器の上にラーメンどんぶりが置かれて出てきて
さらに、れんげも金属であること。
金属のれんげに違和感を覚えつつも(持った感じも若干重い)、まずは
スープを一口。「いのたに」のような、やや甘辛い味を予想していたが、
ここのはけっこう普通の(ややコクのある)醤油味、といった感じ。
麺は細い直麺でけっこうスープにマッチしているように思える。
個人的には結構お気に入りになりそう。
チャーシューの代わりとなる豚バラ肉を食べてみる。うまいことは
うまいが、チャーシューと比べるとやや豚肉の匂いが鼻につく感じ。
卵入りを頼んでればちょっとちがうのであろうか。
とはいえ比較的満足して食べ終える。「小」のせいか、若干の
物足りなさを感じる。おそらくラーメン探求家ならば、健康を省みず
さらに塩味をも追加注文するところであろうが、一般民間人としては
健康的にこれだけで引き下がることとする。
後日:
今度は肉玉中華そばの塩味を注文。前回の教訓を生かしライス(小)を
あわせて注文。客は相変わらず6割ほどの入り。
塩味なので、透明なスープを想像していたが、出てきたラーメンは
白濁色のもの。この色から九州ラーメンのような味を想像するが
これまた予想外にもそれとは違う。醤油味よりもあっさりしており
かといってそんなにコクがないわけでもなく、案外醤油味よりも
豚バラ肉にはマッチするような気がする。ラーメン探求家ならば
この味をうまい言葉で表現するのであろうが、一般民間人には
思いつくはずもない。後日のラーメン探求家の出馬を待つことにしよう。
総論:
ご当地ラーメンでもあり、味もこれまでにない新しい味(特に塩)であり
いちど試す価値はある。
アクセス:
JR横須賀線 保土ヶ谷駅 徒歩3分弱。
国道1号線沿いにあり、わかりやすい。
駐車場がないのが難点。バイクが便利。
営業時間: 11:30-26:00 日曜/祭日は休み。
深夜まで開いているのが独り身にはうれしいところ。
(注1)わたしの家の近くでは、「戦国ラーメン」なる
そのまんまの名前の店も存在する事態。
(注2)平日夜11:00ころ、土曜日の昼にも観察してみたが、
客の入りは同じような感じだった。ただ、店外にはいくつか
いすが置かれているので、休日のある時間帯には、ちょっと
混む事もあるのかもしれない。
--