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リスペクト
「この職場にはリスペクトが無い。最悪の環境だ」
別プロジェクトの同僚からのメールだった。
尊敬は人間関係を良くするために絶対大事なものだ。
もしもあなたが他人に尊敬されていないと感じたら、それはあなたが他人を尊敬していないせいか、相手に問題があるかのどちらかだ。
友人への尊敬、同僚・上司への尊敬、部下・後輩への尊敬、アルバイトへの尊敬、学生への尊敬、清掃作業をする人への尊敬、家族への尊敬、恋人への尊敬、そして自分への尊敬。これらが無い人生は無味乾燥だ。ただ息を吸って食事して寝るだけの人生だ。誰がなんと言おうと、尊敬の無い人間関係に発展性なんか無い。
尊敬というものは大袈裟に構えるものではない。もっと日常を満たすべきものだと思う。尊敬という気持ちはギブ・アンド・テイクに近い性質を持っていると思うし、他人に敬意を払う人は第三者的に見ているだけでも気持ちのいい存在だからだ。
冒頭のプロジェクト。そこは上司が部下に責任をなすりつけ、常に騙まし討ちをしようと隙を窺っている職場だった。上司が保身のために部下のせいにして、何人もが辞めていった。新入社員は入った年に全員辞めた。
それでもそこの上司は評価を上げて昇格している。
おめでとう。屍の上に築いた城の居心地はどうだい?仕事は楽しいかい?
僕はそのプロジェクトの事は良く知っている。
以前はそのプロジェクトで重要なポジションを任されてたから。
だから上司の裏切りは、僕も身を持って知っている。
一番最初のスケープ・ゴート(身代わり)は自分だったから。
メールをくれた同僚は、しばらくしてから人事部に回された。
もう1年前の話だが、奴は畑違いの部署で頑張っている。
きっとこんなのは序の口だ。もっと酷い話なんて掃いて捨てるほどあるだろう。
でも、どんな目に合っても、僕らは考えを変えない。絶対変えない。
人は、生きるために生きているのではない。
そう思っているから。
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