英米文学演習(1)

(0) シラバス2010


 ●前期 ●2単位 ●77

 英米文学演習(1)

 

 

 

 

 

授業の到達目標及びテーマ

  テクストをくわしく解読する習慣を身につけるとともに、精読によって文学テクストのよろこび、小説のおもしろさを知ること。その前に映画を観てそれなりに考えること。

 

授業の概要と方法

 19世紀アメリカの女性作家Louisa May Alcott  (1870-1902) Little Women (1868-69) をノートン版(注釈・批評・資料付き)を使って読む。

 レポーター制によるいわゆる演習。あらかじめ数頁ごとに担当を決めたレポーターの発表を中心として盛んな質疑応答がなされるというのが理想的なかたち。レポーターは<あらすじ><語句><コメント>を書いた見開き2頁程度のハンドアウトを用意する。語句説明に関しては、手近の辞典だけでなく、大きな英語辞典や事典類を調べる必要がある。担当者以外も読んできて積極的に発言する(ただの質問でけっこう)必要がある。

 1868年に Little Women; or, Meg, Jo, Beth and Amy、として(第一部が)出て、翌1869年に Part Second が出され、1870年から合本として版を重ねた後に、1880-81年に改訂第二版が出版された。このノートン版は、その初版と二版の異同を示しつつ、基本的には初版をテクストとしている。一部二部あわせると大部なので、とりあえずは186810月に初版の出た第一部を通読したい。

 

テキスト

Louisa May Alcott, Little Women. Ed. Anne K. Phillpis and Gregory Elselein.

New York: Norton, 2004. 665pp.  ISBN: 978-0-393-97614-4 

 

 

参考書など

 ノートン・クリティカル・エディションは、古いところから最近のものまで代表的な批評の抜粋と文献表がついている。日本語文献も含め、補うものがあれば折にふれて提示する。

 とりあえず日本人が書いた評伝として――師岡愛子『ルイザ・メイ・オルコット――『若草物語』への道』(表現社、1995

 Project Gutenberg E-text(検索用に)――<http://ia331320.us.archive.org/3/items/littlewomen00514gut/lwmen13.txt>(ただし1881年版をもとにしているらしい)

 Internet Archive の初版テクスト―― <http://www.archive.org/stream/littlewomenormeg00alcoiala#page/n7/mode/2up>

 リスニング用――<http://www.archive.org/details/little_women_0711_librivox> LibriVox

 

授業計画

(前期)

英米文学演習(1)

各回のテーマ(目標)

各回の内容

第1回

イントロダクション

歴史的な概説とフェミニズム批評の評価など

第2回

映画『若草物語』を観る

映画化は1917, 1918, 1933 (Katharine Hepburn=Jo), 1949 (June Allyson=Jo; Elizabeth Taylor=Amy), 1950, 1958, 1970, 1978 (Susan Dey=Jo), 1979,  1994(Winona Ryder=Jo), 2001とあるが、おそらく1933年版

第3回

映画鑑賞

 

第4回

Playing Pilgrims

Chapter 1 (pp. 11-19)

第5回

A Merry Christmas

Chapter 2 (19-27)

第6回

The Laurence Boy

Chapter 3 (27-34)

第7回

Burdens

Chapter 4 (34-43)

第8回

Being Neighborly

Chapter 5 (43-51)

第9回

Beth Finds the Palace Beautiful

Chapter 6 (52-56)

10

Amys Valley of Humiliation

Chapter 7 (57-62)

11

Jo Meets Apollyon

Chapter 8 (62-71)

12

Meg Goes to Vanity Fair

Chapter 9 (71-84)

13

The P. C. and P. O.

Chapter 10 (85-91)

14

Experiments

Chapter 11 (92-100)

15

Camp Laurence

Chapter 12 (100-114)

 

成績評価基準

  次の三点を総合して評価する──@レポーター担当時のプレゼンテーションとその内容に対する評価、A積極的参加(予習および授業時の討論・意見交換などで示された熱意)に対する評価、B期末試験。割合は3分の1ずつ。

 

その他

  後期のBと継続して履修することが望ましい。

 


 ●後期 ●2単位 ●77_

 英米文学演習(1)

 

授業の到達目標及びテーマ

  テクストをくわしく解読する習慣を身につけるとともに、精読によって文学テクストのよろこび、小説のおもしろさを知ること。同時に歴史的背景や文化的な問題(フェミニズム問題を含め)を考察すること。

 

 19世紀アメリカの女性作家Louisa May Alcott  (1870-1902) Little Women (1868-69) をノートン版(注釈・批評・資料付き)を使って読む。

 レポーター制によるいわゆる演習。あらかじめ数頁ごとに担当を決めたレポーターの発表を中心として盛んな質疑応答がなされるというのが理想的なかたち。レポーターは<あらすじ><語句><コメント>を書いた見開き2頁程度のハンドアウトを用意する。語句説明に関しては、手近の辞典だけでなく、大きな英語辞典や事典類を調べる必要がある。担当者以外も読んできて積極的に発言する必要がある。

 1868年に Little Women; or, Meg, Jo, Beth and Amy、として出た第一部を前期Aに続けて読み進める。

 

テキスト

Louisa May Alcott, Little Women. Ed. Anne K. Phillpis and Gregory Elselein.

New York: Norton, 2004. 665pp.  ISBN: 978-0-393-97614-4 

 

 

参考書

 前期のAの記述を参照。

 

授業計画

(後期)

英米文学演習(1)

各回のテーマ(目標)

各回の内容

第1回

イントロダクション

顔合わせと確認

第2回

Camp Laurence

Ch. 12 (100-114)

第3回

Castles in the Air

Ch. 13 (114-121)

第4回

Secrets

Ch. 14 (121-128)

第5回

A Telegram

Ch. 15 (128-134)

第6回

Letters

Ch. 16 (134-140)

第7回

Little Faithful

Ch. 17 (141-145)

第8回

Dark Days

Ch. 18 (146-151)

第9回

Amys Will

Ch. 19 (152-157)

10

Confidential

Ch. 20 (158-162)

11

Laurie Makes Mischief, and Jo Makes Peace

Ch. 21 (162-171)

12

Pleasant Meadows

Ch. 22 (171-177)

13

Aunt March Settles the Question

Ch. 23 (177-185)

14

映画鑑賞

前期とは別の映画を観る。おそらくフェミニズム的視点の入った1990年代の映画。

15

映画鑑賞とまとめと展望

歴史的なまとめを試みる。

 

成績評価基準

  次の三点を総合して評価する──@レポーター担当時のプレゼンテーションとその内容に対する評価、A積極的参加(予習および授業時の討論・意見交換などで示された熱意)に対する評価、Bレポート(ペーパー)か学年末試験。各0.33程度の割合の予定。

 

その他

  前期Aからの継続履修が原則(同一作品を通読するので)。

 



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2007年


(8) 11/13 as I was (ch. 11) 用法

(7) 10/6 レポーター担当表

広告                   宮川雅

1章               高橋夢衣

2                  矢内杏奈

3                  松橋由香

4                  浅野利之

5

6                  根本怜奈

7                  石崎桂也

8                  白井結実

9                  田中瑛里

10                Hyo Ei

11                八方麻弓

12                小島早喜

13                飯島梢

14               

15               

16                竹田絵美


(6) 7/17 The Charles Brockden Brown Electronic Archive and Scholarly Edition NEW

(5) 6/28 下のHollander's Creek の位置は教室で配った地図と違いますねー。Googleも参照―http://maps.google.co.jp/maps?ie=UTF-8&rls=DVFA,DVFA:1970--2,DVFA:ja&oe=UTF-8&hl=ja&tab=wl&q=

あ、下の(3)の2番目や3番目の古地図に載ってました(汗)

(4) The Schuylkill River Views 〔in The History of Philadelphia's Watersheds and Sewers, compiled by Adam Levine〕(6/23)

    

       (William Groombridge, Fairmount and Schuylkill River [1800])


(3) Philadelphia 古地図

http://www.mapsofpa.com/antiquemaps27b.htm 〔1775 to 1779 Philadelphia Maps〕

なかでは、これかなー

http://www.mapsofpa.com/18thcentury/1777nicolet.jpg

あ、もう少し広めのこれかなー

http://www.mapsofpa.com/18thcentury/1777fadenscullheap.jpg

Schuylkill 川とDelaware川をつなぐ道

http://www.mapsofpa.com/18thcentury/1777nicola.jpg

http://www.mapsofpa.com/18thcentury/1776_2518.jpg

(2) Brownの翻訳情報(2) (May 20)

日本の古本屋さん 検索結果

http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Kihon_result

(1) Brownの翻訳情報 (April 26)

http://homepage1.nifty.com/ta/sfb/brown_cb.htm

志村正雄訳『ウィーランド』・・・・・・ううむ、わしも歳をとって、こんなに前の本だという意識がありませんでした。古本しかないみたいですねぇ。―http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%BB%E6%83%B3%E6%96%87%E5%AD%A6%E5%A4%A7%E7%B3%BB%E3%80%883%E3%80%89%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-1976%E5%B9%B4-%E7%B4%80%E7%94%B0-%E9%A0%86%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/B000J97VZ4/ref=sr_1_1/249-8729844-4469902?ie=UTF8&s=books&qid=1177598975&sr=8-1

国書刊行会― http://www.kokusho.co.jp/order/index.html  確かに品切れとなっとりました。

ということで、法政の図書館か(市ケ谷 市図閉架図書 書庫 F4a/74/3 10202010696463)、皆さんの地元の図書館か、古本屋か、で参照いただければと思います。

(0) シラバスのリンクつきヴァージョンです

Charles Brockden Brown 講読(レポーター制によるアメリカ文学テキストの講読)

 

 

<目標>

精読によって文学テキストのよろこび、小説のおもしろさを知ること。

 

<授業の内容>

昨年はテーマ演習ということにして複数の作家の作品(短篇小説)を読んだが、今年は長篇小説をcross-referentialな意識を強く持って精読する。アメリカ文学の父といわれるCharles Brockden Brown (1771-1810)のゴシック小説を読む。

 


<授業方法>

レポーター制によるいわゆる演習。あらかじめ数頁ごとに担当を決めたレポーターの発表を中心として盛んな質疑応答がなされるというのが理想的なかたち。レポーターは<あらすじ><語句><コメント>を書いた見開き2頁程度のハンドアウトを用意する。

 

<成績評価の方法>

演習というのは単なる授業ではなく、みなさんの自主的な学習・発表・議論こそが中核となるべき楽しくやりがいある勉強形態です。よって出席しているだけではあんまり意味がなく、積極的に発言すること、発言しなくても調べてくること、が大事です。そういう意味での授業への参加度が第一。第二にレポーター発表の全体的な評価。第三に夏休みか冬休みに課すペーパー(レポート)。以上で総合的に評価させてもらいます。ただし、授業時に熱意がほとんど示されないようだと学年末ペーパー試験もありえます。

 

<文献案内>

テキストは、Library of America Charles Brockden Brown: Three Gothic Novels: Wieland, or, The Transformation; Arthur Mervyn, or, Memoirs of the Year 1793; Edgar Huntly, or, Memoirs of a Sleep-Walker (New York: Literary Classics of the United States, 1998)を使用することも考えたが、オックスフォードのペーパーバックにする予定(Carwinの回想録がついているし)。 研究書などはBrownBibiliographyを最初に配布し、さらに折に触れて提示する。

Virginia 大学図書館のE-text―http://etext.virginia.edu/etcbin/toccer-new2?id=BroWiel.sgm&images=images/modeng&data=/texts/english/modeng/parsed&tag=public&part=all

 この本来画像入りの Wieland がその一冊である "The Electronic Archive of American Fiction" プロジェクトに関して

Project Gutenberg のE-text―
http://www.gutenberg.org/dirs/etext97/welnd10.txt

<授業計画>

初めにロマンスやゴシックについて講義をして理論武装のふりをする。