俳句プラスドローイング
2000年6月のバックナンバー
如月美樹+加藤龍勇
Miki Kisaragi+Ryoyou Kato
6/01 第39号 立葵わづかなること立ち聞きす
6/02 第40号 夏の雨百滴ほどでかへり着く
6/05 第41号 マンションの窓いつぱいに梅雨兆す
6/06 第42号 Tシャツは白前髪を切りそろへ
6/07 第43号 ほの暗きプールの水に抗ひぬ
6/08 第44号 額の花風を荒野に解き放ち
6/09 第45号 旅鞄三和土(たたき)に下ろす梅雨入(ついり)かな
6/19 第46号 父の日や夕べの風に目をつむり
6/20 第47号 日盛(ひざかり)の次々置かれゆく供物
6/21 第48号 炎天に竹を裂きたる男かな
6/22 第49号 品書に見知らぬ文字や守宮(やもり)鳴く
6/23 第50号 王宮に夏の月下の蝶来る
6/26 第51号 炎天を来て改札に吸ひ込まる
6/27 第52号 くちなしの花嗅ぎたるを見られけり
6/28 第53号 糸底の残す水の輪梅雨の晴
6/29 第54号 サロン巻く青田を風の通り過ぎ
6/30 第55号 かかる日は目覚めのわるき沙羅の花
HOME