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6. 文字の入力
Illustratorの文字パレットです できた地図に、文字を入れていきましょう。このままでは何の地図なのかわかりませんからね(実験作ですので、とくにタイトルや凡例はつけていません)。これも、色分けに比べれば全然難しくなどありません。
 まず、文字パレットについてご説明します。右の図をご覧ください。
1. 「MS UI Gothic」と表示されているのはフォントです。▼をクリックするとポップアップメニューが出ますので、そこから選択することができます。
2. その右に「-」と出ているのはスタイルです。欧文フォントのとき「Regular」「Italic」などの形を選択するのに使いますが、和文フォントではほとんど関係ありません。
3. 「11 pt」とあるのは文字の大きさです。▼をクリックして選択できますが、直接数値を入力しても指定できます。その際、「pt」をつける必要はありません。
4. その右に「(13 pt)」と表示されているのは行送りです。行送りとは行間とは違い、文字の中心から文字の中心までの距離を示しています。
5. その下にあるふたつの表示「自動」と「0」は、文字と文字とのつまり方を指定するものです。左側の「カーニング」は文字と文字の単位、右側の「トラッキング」は行全体です。
6. 区切り線の下にあるのは、文字の形を変えるものです。ここでは右上にある「水平比率」だけ説明します。
 どうしてもその行内で収めたいのに文字数が多い、というときには「長体」にします。ここで100%より小さい数値にすれば長体になります。文字の大きさじたいは変わりません。
 同じように、どうしてもこの行数で収めたいのに、1行増えてしまう、というときは文字の高さを圧縮します。いわゆる「平体」(ひらたい、と読む)です。100%より大きい数値にすれば平体になります。文字の大きさは変わりません。

テキスト用のレイヤー さあ、地図の中に文字を入れていきましょう。まず最初に、それ専用のレイヤーを作るのを忘れないでください。
 作る場所は、海岸線や河川の上です。この時点で海には水色を塗ってありますので、この下に文字レイヤーを作っても隠れてしまいます。また、Photoshopのように自動的に文字専用のレイヤーができるわけではありませんので、Photoshopに慣れている方はご注意をお願いします。
 文字を入れていく際は、直接地図に割り付けてしまうのではなく、ページの範囲外にあるペーストボードという余白で文字を作って、それをシールを貼るように地図上に置いていく、という作業をおすすめします。ここでならせっかく割り付け終わった文字を誤って動かしてしまったり、文字変形をするものを間違える、といったミスを防げます。
 ペーストボード上で作った文字は、すぐにいくつかのコピーを作成してください。こうすることで、いちいちその都度文字の大きさやフォントなどを指定する手間が省けるからです。「Alt」(Macでは「option」)キーを押しながら文字をドラッグすると簡単にコピーを作成できます。
文字打ち完了後の画面 文字を入力していく上での、いくつかの注意点を申し上げます。
 斜体は、文字の段階ではできません。アウトライン化してオブジェクトにし、それから「シアー」で斜めに変形します。「地中海」や「黒海」はアウトライン化してから、シアーで-20度傾けています。
 川に沿ってうねうね曲がる文字を入れたいときは、「パス上テキスト」ツールを使います。そのとき、あらかじめペンツールや鉛筆ツールでパスを描いておくことを忘れないでください。
 フォントはなるべく標準的なものを使うのに越したことはありませんが、これを印刷用に使おうという目的でない限りは、あまり気にする必要はありません。GIFファイルにしてしまえばみな同じです。ここでは、「見やすい」フォントを選択するように心がけてください。
 わたしが作ってみたのは、右にあるとおりの地図です。
 最初からこんなにできるわけはありません。わたしはここまで来るのに、約半年を費やしました(練習するヒマがなかったので…)。でも、学習意欲のある皆さんなら、もっと早く修得できるでしょう。頑張ってください。
 ちなみに、こうした地図を商用印刷物に使おうという方は、元になった地図の著作権者にひと言断りを入れておくことをお忘れなく。どんなに変わっていても、見る人が見れば、元になったものぐらいは即座に判別できます。
 最後に。わたしはこれを、誰かに習ったわけではありません。まったくの独学です。
 参考書は2冊以上買いましょう。ソフトにあるヘルプやユーザーズマニュアルはたいてい役に立ちません。なるべく平易に書いてある参考書をおすすめします。

Web用に保存の選択方法7. 画像をWeb用に変換する
 ここからは、デジタル地図をホームページに使ったり、簡単なチラシ(画質は追求しない)に見取り図を入れてみようと言う方向けのコーナーです。
 変換のためには、「Web用に保存」という機能を使います。これはPhotoshop 5.5から始まった機能で、Illustratorでは9.0から搭載されました。8.0をお使いの方にはこの機能はありません。また、JPEGやGIFに関する知識がないとちょっとわかりずらいので、合わせて説明いたします。
 まず「ファイル(F)」メニューから「Web 用に保存(W)」を選択しますと、「Web用に保存」ダイアログボックスが表示されます。
 左上にある「4アップ」タブをクリックしてください。読み込みが終わりますと、元画像と、選択されている画像形式でのさまざまな「見え方」が3パターン表示されているのがお分かりかと思います。
 ここでは「JPEG」と「GIF」について説明します(PNGは省略)。
 まずJPEG(Joint Photographic Expert Group)とは、画像のピクセルを少しずつ引っこ抜いて画像を劣化させ、それによってファイルサイズを少なくしようという「ハフマン圧縮」という技法で圧縮された画像のことです。拡大してみればピクセルが折り畳まれていたりしているのですが、遠くから見ればわかりません。1677万色を維持したまま圧縮できますので、写真など、色が細かい画像を圧縮するのに向いています。
 次にGIF(Graphic Interchange Format)とは、米CompuServe社が開発した形式で、表示する色を限ることで圧縮しようというものです。ですから、最大でも256色までしかつけることができません。しかし、ピクセルを引っこ抜いたりしませんので、画質はきれいなままです。またGIFの特徴として、透明な部分を作ったり、色がない部分は「誤差拡散法」で合わせ塗りをしてくれたり(万能ではありませんが)、色が抜けてギザギザになったら「ディザ」でなめらかにしてくれたりします。GIFはこういったデジタル地図のように、使っている色が256色以下である画像を保存するのに向いています。
「Web用に保存」ダイアログボックス さて、ここで右に示した画面をご覧ください。
 左上にあるのが元画像の「14-15世紀の東ヨーロッパ.ai」です。1.04MBもありますね。こんなものをWebに乗せたら、表示するのだけでも大変です。
 右端にある「設定」エリアで、「GIF」を選びます。
 今は右上のパターンにフォーカスが当たっていますので、それに変更が適用されます。それを「最適化」といいます。ここでは「32色」、「ディザ100%」、「誤差拡散法」を選んでみました。下にある2つは16色になっています。
 16色にするとさずがに劣化が激しいし、64色にするとサイズが大きくなりすぎです。そこでわたしは、32色で妥協することにしました。ちなみに、右にある「カラーテーブル」で色をひとつずつ抜いたり足したりもできます。
 気に入ったものが見つかったら、その画像をクリックして選択しましょう。それが、あなたの「最適化画像」になります。
 次に、「OK」を押しますと、保存するためのダイアログボックスが出てきます。その際、ホームページに使いたいときは、半角英数字だけでファイル名を作りましょう。インターネットではそれが常識です。もし日本語の名前を付けてしまっても、確認メッセージが出ますのでひとまずは安心です。

 では、これでデジタル地図作製講座を終了いたします。
 最後までご覧になってくださって、どうもありがとうございます。
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