| 王朝名 |
首都名/主要都市名 |
| 第1王朝 |
首都 : メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)
第1王朝の初代アハ王によって建設され、エジプト王国最初の首都となる。
●ティニス…最初の統一者とされるナルメル王の出身地・本拠地。
●ヒエラコンポリス(古代名ネケン)…「ナルメル王のパレット」、「スコルピオン王のメイスヘッド」出土地。
●アビュドス…第1王朝・第2王朝歴代の王たちのマスタバ墳が集中。
●サッカラ…ジェセル王以来、伝統的なピラミッド建造地。数多くのピラミッドが残る。
●メイドゥム…世界初の真正ピラミッド「崩れピラミッド」が造営される。
●ダハシュール…スネフェル王の「屈折ピラミッド」と「赤のピラミッド」がある。
●ギザ…世界的に有名な観光地「ギザの3大ピラミッド」がある。 |
| 第2王朝 |
| 第3王朝 |
| 第4王朝 |
| 第5王朝 |
| 第6王朝 |
| 第7〜9王朝 |
首都 : メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)
古王国時代の政権を引き継いだ第1中間期諸王朝の本拠地。 |
| 第10王朝 |
首都 : ヘラクレオポリス(古代名イフナシヤ)
第10王朝の統治者ケティ家の本拠地。第1中間期における唯一の繁栄を誇る。 |
| 第11王朝 |
首都 : テーベ(古代名ワセト)
メンチュヘテプ1世が知事として赴任。アンテフ2世によって王朝の首都に定められる。
●アルマント(古代名イウニ)…アンテフ2世の統一事業における、最初の激戦地。
●アシュート(古代名サウティ)…メンチュヘテプ2世の統一軍に最後まで抵抗した第10王朝の都市。
●ベニ・ハサン(古代名メナト・クフ)…第11王朝の王族・貴族の列柱式王墓が造営される。 |
| 第12王朝 |
首都 : イティ・タウィ(現代名エル・リシュト)
アメンエムハト1世によって建造された、エジプト中王国の政治・経済の中心地。
●メディネト・エル・ファイユーム(古代名シェデト)…モエリス湖を干拓して農地化し、穀倉地に。
●ハワラ…アメンエムハト3世のピラミッドと葬祭殿跡(ラビュリントス)が残る。
●カフーン(古代名ヘテプセンウセルト)…センウセルト2世がピラミッド建造のために作った都市。
●ブヘン…第12王朝時代における、ヌビア支配の拠点。 |
| 第13〜14王朝 |
首都 : イティ・タウィ(現代名エル・リシュト)
中王国の正統な後継王朝である、第13王朝の首都が引き続き置かれた。 |
| 第15〜16王朝 |
首都 : アヴァリス(現代名テル・エル・ダバ)
ヒクソスによって定められた政治・経済の中心地。アジアとの交易で栄えた。
●ナイタフト(古代名テル・エル・ヤフディヤ)…第15王朝の南端。アジア交易路の起点となる。
●シャルヘン…パレスティナとの国境地帯にある、アジア交易路の終点。第15王朝終焉の地。 |
| 第17王朝 |
首都 : テーベ(古代名ワセト)
中王国時代の豪族が王朝化し、古い宗教都市テーベに本拠地を構えた。
●ネフェルシ…カーメス王が急襲し、壊滅させた第15王朝の村。現在は所在不明。 |
| 第18王朝前期 |
首都 : テーベ(古代名ワセト)
アメン神を祀るカルナック神殿を中心に栄える。「王家の谷」が造営された。
●ビブロス…トトメス1世によるアジア遠征の際に、上陸地・補給基地に指定されたフェニキア都市。
●カルケミシュ…ミタンニの商業都市。トトメス1世の最終到達点。
●プント…都市ではなく地方の名前。インド洋航路との交易における玄関口。
●メギド…トトメス3世がパレスティナ人と闘った激戦地。ギリシア語名は「ハルマゲドン」という。 |
| 第18王朝中期 |
首都 : アケトアテン(現代名テル・エル・アマルナ)
アクエンアテン王がアテン神を唯一神と定め、それを祀る新首都として政治・宗教の中心地とした。
●テーベ(古代名ワセト)…アメン大神官が統治する従来の首都。アクエンアテン王はここで即位した。 |
| 第18王朝末期 |
首都 : メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)
スメンクカラー王が赴任。宗教改革失敗後、ツタンカーメン王により新首都に定められる。 |
| 第19王朝 |
首都 : ペル・ラメセス(現代名カンティール)
ラメセス2世によって造営された新首都。デルタ地帯の東側に位置し、アジア交易を独占した。
●アヴァリス(現代名テル・エル・ダバ)…開祖ラメセス1世の出身地。息子セティ1世がセト神殿を再建した。
●テーベ(古代名ワセト)…カルナック神殿、ルクソール神殿、ラメセウムなど数多くの建造物遺跡が残る。
●アビュドス…セティ1世によって葬祭殿、オシレイオンが造営された。
●アブ・シンベル…ラメセス2世による生涯の大作「アブ・シンベル神殿」が移築された。
●カデシュ…シリアの都市。ラメセス2世とヒッタイト王ムワタリとの「カデシュの戦い」が世界史的に有名。
●アニバ(古代名ミアム)…第20王朝時代におけるヌビア総督府所在地。
●メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)…第20王朝末期に王家の離宮が建てられ、王が居住した。 |
| 第20王朝 |
| 第21王朝 |
首都 : タニス
旧首都ペル・ラメセスの石材を再利用して建てられた。テーベの3神を迎え、「聖なる都」と呼ばれる。
●テーベ(古代名ワセト)…アメン大神官が独立政権を興し、エジプトの分裂状態を発生させた。
●メンデス(古代名ペル・ネブジェト)…スメンデス王の出身地。タニス建造前の首都となる。
●イェルサレム…シェションク1世がエジプト軍を率いて攻め入り、略奪を行ったとされる。
●ブバスティス(現代名サガジグ)…第22王朝の経済的中心地。オソルコン1世の遺跡が残る。 |
| 第22王朝 |
| 第23王朝 |
首都 : レオントポリス(古代名タレム)
第23王朝の開祖ペドゥバステト王が領主となり、のちに新王朝の首都となった。 |
| 第24王朝 |
首都 : サイス
第24王朝の開祖テフナクト王が首都に定めた、古来からのリビア人都市。
●ヘラクレオポリス(古代名イフナシヤ)…地方領主ペフチャウアバステトの本拠地。
●ヘルモポリス(古代名アシュムネイン)…テフナクト王に従った将軍ニムロトの領有地。 |
| 第25王朝 |
首都 : テーベ(古代名ワセト)
ピアンキ王によって占領され、ヌビア人による新王朝の首都に定められる。
●ヘルモポリス(古代名アシュムネイン)…旧王朝の王たちが、ここでピアンキ王に降伏した。
●ナパタ(現代名ジェベル・ベルカル)…ヌビア王朝の故地。クシュ式ピラミッドが今でも残る。
●メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)…タヌトアメン王がアッシリア軍に大敗した戦場。 |
| 第26王朝 |
首都 : サイス
プサメティコス1世がアッシリアを追放し、新たな王朝の首都に定める。
●タニス…親アッシリアを表明する諸領主たちが連合した王国を建てていた。
●ナウクラティス…ギリシア人を迎え入れ、貿易港として計画的に整備した都市。
●メギド…ネコ2世率いるエジプト軍がユダ王国を攻めた際、激戦地となった戦場。
●カルケミシュ…かつての商業都市。エジプト軍がバビロニア軍に歴史的大敗を喫した場所。
●キュレネ…アマシスがアプリエス王に対してクーデターを敢行した北アフリカの都市。 |
| 第27王朝 |
首都 : メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)
ペルシア王カンビュセス1世によってエジプトが版図に加えられ、エジプトにおけるペルシアの首都になる。
●ヘビト(現代名ベヘベイト・エル・ハガル)…イナロスの反乱が起こるが鎮圧される。
●ペルシウム…地中海沿岸の海港都市。第26王朝終焉の地。 |
| 第28王朝 |
首都 : サイス
貴族アミュルテオスが反ペルシア政権を打ち立て、ここを拠点に17年間にわたって政権を守り抜いた。 |
| 第29王朝 |
首都 : メンデス(古代名ペル・ネブジェト)
ネフェリテス1世によって反ペルシア政権が建てられ、第28王朝から実権を奪った。
●メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)…簒奪者プサンムティス王によって、一時的に首都となる。 |
| 第30王朝 |
首都 : メンフィス(現代名ミト・ラヒナ)
最後の反ペルシア王朝である、第30王朝が政治の中心に定めた。
●セベンニュトス…第30王朝の開祖ネクタネボ1世の出身地。ギリシアとの交易で栄える。
●テーベ(古代名ワセト)…ネクタネボ1世のスフィンクス参道など、カルナック神殿に多額の寄進をした。 |
| 第31王朝 |
首都 : ペルセポリス
再びペルシア帝国に占領される。王はつねにペルシアの首都ペルセポリスにいた。 |
| プトレマイオス朝 |
首都 : アレクサンドリア
アレクサンドロス大王によって新設された都市。ギリシア風の様式によって建造された。
●シワ…オアシス都市。アレクサンドロスが神託を受け、「アメンの息子」だと認定された。
●エドフ…プトレマイオス3世による壮麗なホルス神殿が残っている。
●エスナ…プトレマイオス3世が第18王朝時代のクヌム神殿を再興させた。
●デンデラ(古代名イウヌト)…プトレマイオス朝時代に大規模改装されたハトホル神殿がある。
●フィラエ…ナイル川の中洲にある神殿。プトレマイオス朝時代からローマ時代まで寄進が続いた。 |