Hughes & Kettner tubeman

一度録音に使用しただけでほったらかしになってたtubemanなのですが、
気になって音出ししたところ、ACアダプタがAC-ACアダプタ(変圧器)という事が
分かり分解したところ、出力配線が下に来るようにアダプタを壁コンセントに
刺した場合、出力電源のニュートラル側が通常と逆になることが判明。
では、本体側はそれでOKなのか確認するために分解したところ見事NG。
出力配線が上になるようにアダプタを壁コンセントに刺せば問題ないのですが、
一応、統一する意味でtubeman付属ACアダプタを修正しました。
(オーディオの世界ではニュートラル側を全ての機器で合わすことが常識で
これにより音質が大きく左右されます。)
・・・と言いながら今まで疑いもせずに出力配線を下向きにアダプタを
壁コンセントに刺し(通常は正しい)録音もしたわけですが・・・。

tubemanを持っていて「音がイマイチ」と感じているならACアダプタの
差し込み方向を変えて確認してみると良いと思います。

で・・、確認のため分解したのですが、電解コンデンサに台湾製のものが
使われてあり、ちょうど同じ定数の電解コンデンサの在庫があったので
取り替えました。 (2004.11.15)



正面。
ティッシュでコントロール基板を宙に浮かしてます。
コントロール基板はメイン基板と単線フラットケーブルでハンダ付けされ、
固定は上蓋とボリュームポット10個のナット止め。メイン基板からは
宙に浮いている状態です。その為、それをティッシュで再現。
尚、メイン基板は両側面板の溝に基板を挟み、後ろの入出力端子のボルト(ナットはプラ)で
ケースと固定するといった感じ。ただ基板を挟んで止めてると言ってもいいでしょう。

コントロール基板裏の張り物ですが、基板裏の各部品足が
メイン基板の電解コンデンサを傷つけないためと、防振?です。
(外したときにコンデンサを傷つけた後がありました。)

ケースはデカいのですが、メイン基板は小さく内部部品はぎっしり。
もっとメイン基板を大きくできるので電源部分を分離して欲しかったと思う反面、
電圧を考えてのことか?と。しかし、ドイツ製は丁寧なのですが、
いつも何か疑問を感じさせられます。

コンデンサを取り替えたといっても、毎度の日本ケミコンのLXZとKMG、ニチコンのFGの
同定数にしただけです。その他、基板裏にチップものを追加したり。
スペース上サイズ制限があり一般的なものになりました。

別基板を内部に設けようかとか、いっそのことトランスと一緒に電源部を別に
製作しようか迷いましたが、結局こうなりました。
付属アダプタを使わず、自作でオーディオ用のトランスを使いアダプタを作成して
使用しただけでもかなり音質がアップすると思います。

tubemanの電源ですが、AC100VからAC13VをDC±7.5V?とAC300Vへ変換してます。
真空管の高圧電源に使用されている電解コンデンサは(右下)
ドイツ F&T のものなのでそのままです。
真空管ソケット基板はメイン基板とハンダ付けされています。

真空管取り付けには、"SETTEN"No.1 を塗ると大幅に音質向上します。



後面。
左のミキサー出力(スピーカーシミュレーターON)がACラインの真横なので
電源品質が音質が大きく左右されますね。。。
尚、右の入力ですが、カップリングにMPFコンデンサと思われるものが
ありましたが、トーンコントロールにも同じ種類のものが使用されていました。
その他のコンデンサもメタライズタイプのものだと思います。
オペアンプにはTI NE5532AP が5個。CMOSロジックIC HCF4053BE が2個。
リレー ドイツ製 NAIS TQ2-12V が2個。



上面。
コントロール基板はこのように、メイン基板の間に入ります。
何故、二階建てにしなかったのか・・・。



完成。
使わず、ほったらかしてあったのに年期がある風貌・・。
購入仕立てはこんな感じだったのに。
今回改造したtubemanの基板番号は Hughes & Kettner TM2 1.01 。
真空管が見える窓から覗いて真空管の下側、基板に印刷されています。
コントロール基板も同じ番号でした。
私のは、TUBEMAN 2 ではないのですが、Hughes & Kettner TM2とは・・・何?
初代TUBEMANが1という事で、こうなってからはみんなTUBEMAN2って事かな。


結果。
付属アダプタの極性間違いに気が付いて、差し替えただけでも効果大で、
音の厚みが増しました。(当たり前ですが)
電源ラインの(一部フィルタ)電解コンデンサを変えただけなのですが、
期待していたより大変良い結果を得ました。
中音域が呆けずに艶があり厚みのある音に。今まで欠点だったと思っていた部分が激減。
特にクリーンチャンネルが特筆で、まさに真空管サウンドとなりました。
でも、全体的にローファイなドロゲロっとした感じは変わらず、
同じ音のキャラクター内での大幅な音質向上で非常に満足しました。

これ、本格的に基板拡張したり、外部分離したりして電源の強化を行えば
かなりのものになると思います。

と書きながら、使用しないでほったらかし間違いないな・・。
その場にあるもので適当に弾く人だから。(^^;