headphone amp 4

S・ampでバイポーラタイプのオペアンプの音質比較をしたのですが、気になるところがあり、
バイポーラタイプ対応のヘッドフォンアンプを作りました。
オペアンプの音質比較をするためにテスト用として作成。
HeadWize - A Pocket Headphone Amplifier の回路図を参考に、
入力抵抗を100KΩから2KΩに変更しました。
その他の内容は、ここと一緒です。(2004.10.26)



ヘッドフォンアンプとしては四番目になるもの。
当初は基板だけのつもりでしたが面倒なのでケースに入れました。

電源は006P型9V電池を二個使った18Vを供給します。
使用部品は、カップリングに ニッセイMPF MMT 50V/2.2μF。
電源部は PX 25V/220μFなど。

ここで二番目に作成した物のバイポーラタイプ対応型です。

今まで通り、ICソケットにしてあります。
交換するオペアンプにもICソケットを付けておき、手でも抜き差し交換が
やりやすいようにしてあるところです。
写真で分かる通り、ゲタを使用した1回路×2個もテスト出来ます。


良いと思った順番から


--- OPA2604AP ---
ポップノイズ小(少し気になる)
ノイズ極々小
ここではそんなに良くは思わなかったのですが、NJMxxxxと比べると
S・ampの時同様、格段の違いがありますが、このオペアンプの性能を
発揮させるには、ここの回路の方が断然良いです。感想は省略。


--- TI NE5532P ---
ポップノイズ中(多少気になる)
ノイズ極々小
JRCのものとは大違いでした。
もしかしたらOPA2604APより良いかもしれません。
細かい描写も綺麗に再現され音つぶれがありませんでした。
音のバランスも非常に良く、安心して聴けます。
ただ、高音域が大好きという人には不満が残るかもしれません。



--- NJM4580DD ---
ポップノイズ極小(気にならない)
ノイズ極々小
NJM4580Dの選別品。奥行き感がないが、音のバランスが特に良い。
4580Dに比べて音の厚みが増して全てにおいて向上。多少、濁った
感じになるのは低音が増したせいだろう。

--- NJM4580D ---
ポップノイズ極小(気にならない)
ノイズ極小
NJM4580DDより音が薄い。その為、4580DDでは多少濁った音なのに
対して全体的にすっきりとした音。4580DDと同様、音のバランスが
良い。音質がフラットで奥行き感が少なく音が良くまとまってるので
モノラルっぽさを感じる。

--- NJM2114D ---
ポップノイズ大(凄く気になる)
ノイズ極小
S・ampでは一番にした。今回の試聴でも良いと思ったが、バランスを
考えてこの位置に。音が軽く、高音が目立つので一般ウケしそうな音。
OPA2604APを悪くした感じで雰囲気は似ている。しかし、低音も高音も
暴れるため再現性は低く、中音域が極端に少ないためバランスが悪い。

--- NJM5532DD ---
ポップノイズ大(凄く気になる)
ノイズ極小
不自然に残響音が乗る。音質は極太。しかし低音と中音の繋がりが
バラバラ。低音も不自然で高音も暴れる。音色がガラッと変わる
オペアンプ。ヘッドフォンによっては相性がよい物がある。

--- NJM2114DD ---
ポップノイズ大(凄く気になる)
ノイズ極小
NJM2114Dの選別品。2114Dに比べて音が厚くなり、低音が増します。
しかし低音が極不自然で全体のバランスを壊しています。その為
再現性が非常に悪く常用出来ません。非選別品の方が良好なのは
元々製品として中途半端な証拠だと思う。



----- 2004.11.27 追記 -----

TI のNE5532Pを新たに追加しました。
日本製が一番だろって思いJRCで揃えたのですが、TUBEMANで TI NE5532APが
使用されてあり、とてもNJM5532の音ではありませんでした。
数あるオーディオ機器にも5532は使われていてNJM5532DDの結果に対して、
非常に疑問に思ってました。そこで、大した違いはないだろうと思いながらも、
TI の NE5532P を購入し聞き比べをしました。
結果は「え?!」とオペアンプを刺し間違えたと思うほど別物でした。
NJM5532DDは5532の音ではなかったのですね・・・。それほどの違いでした。
JRCって駄目ですね。この中で使えるのはNJM4580位・・・。
他は、DDでなければ良い感じなのですが(^^; 何でだろう。

とはいえ、JRC5532がAP2496にも使用されてあり、特に不満はないので
外形の違いでも大きな差がありそうです。
選別品と非選別品は別物と思えるほど違いますし、NJM4580の場合は
断然選別品のNJM4580DDが良いのですが、NJM2114は非選別品の方が良い。。
JRCは個体差が非常に大きいという事なのかもしれませんね。



試聴には DAC-AHから、SONY MDR-CD900ST、AKG K301XTRA、
Victor HP-DX1、(各二台)。他多数 を使用しました。
尚、各オペアンプにてロット違いを複数試しました。

感想結果について、私は長年ギターを弾いているので、どうしても
ギターの音を基準に考えてしまいます。幅広く聞き比べてみましたが、
ここにある結果は人によって逆転する場合もあるので参考までにしてください。