◆◆◆ Welcome to G.I.A.&MEICHIKU's Home Page (Last update:08/07/18)◆◆◆

少年ドラマシリーズ THE MOVIE「星空のむこうの国」


獅子座流星群、オリオン流星群、双子座流星群をはじめ、各流星群を見ることが出来なかった方は、本作品を見ることにしましょう!!
フィクションでありますが、大量の流星を見ることが出来ますよ。

1985年 大映・文芸坐+パラレル・ワールド提携作品 76分(1986-01-02封切り)
スタッフ   CAST
製    作 三浦大四郎、小中和哉 理沙 有森也実
企    画 一瀬隆重、鈴木 一 明雄 神田裕二
プロデューサ 浜田耕作 尾崎 関 顕嗣
監    督 小中和哉 圭子 岡部美鈴
脚    本 小林弘利 美和 藤掛聖子
原    案 小中和哉 吉田篤郎
ダイアローグ協力 藤田一朗 拓郎 神藤光裕
撮    影 瓜生敏彦 上田 木村善孝
撮 影 助 手 桜井 徹 夏美 寺田久美
撮 影 協 力 後藤麻夫 友人A 佐野智子
照    明 片山竹雄、及川二郎、塩田明彦 友人B 草野厚子
整    音 福田 伸 まりの少女 茂木香織
効    果 福島幸雄 酒屋 牛山真一
効 果 助 手 西岡正己 上田の助手 平野和重
美    術 角田 亮 看護婦A 久保田祥子
美 術 助 手 細井 篤 看護婦B 西郷紀子
助  監  督 神藤光裕、角田 亮、中平勝之 看護婦C(声) 芹沢淳子
進    行 丹波多聞 看護婦D(声) 宮崎和子
進  行  補 高橋健司 用務員 岸野雄一
メ  イ  ク 藤掛聖子 明雄の父(声) 桜井英一
衣    装 久保田祥子 先生 小沢圭介
記    録 鍬田早苗 医局長 泉 大介(特別出演)
会    計 花岡ちなつ 商店街通行人 黒沢 清、梶原浩規、赤坂大輔、花岡ちなつ、中平勝之、丹波多聞
ミニクレーン制作 河村 豊(CANET) 生徒たち 高橋健司、高岡淳夫、榊原久雄、江川昌久、織田美智雄、大江利昌
特 殊 監 修 河村 豊(CANET)   杉野正明、野中光行、佐野智浩、小木曽浩、千田浩司、高田 勉
アニメーター 進藤丈夫 佐々木公正、佐々木明宏、安原広和、吉田俊弘、伊藤慶彦、井ノ口単
写 真 効 果 斉藤純二 松崎公正、村松孝浩、篠崎 誠、坂上良弘、藤森 健、藤本吉郎
大クレーン制作 高岡淳夫 多田健二、武井 潤、服部光之、伊藤 純、佐藤順一郎、島津昭彦
ス チ ー ル 平野和重 高島伸幸、岩岡禎尚
音     楽 木住野佳子、村井俊夫 厚田洋子、桜庭郁子、渡辺公子、川上佳織、藤田京子、芳屋奈津美
演     奏 村井俊夫、木住野佳子、長井一郎、青木 聡 中村仁子、中村恵子、小川裕子、大柳久美子、中川キミエ、松本カオリ
特 殊 音 響 森山 繁 村上みゆき、斉藤美恵子、山川美佐、柳沼礼子、小村恵美、室井由紀子
録音スタジオ 福島音響 白川典子、岡安晶子、西沢有香、武末久美子、栗原清子、伊藤倫子
音 楽 録 音 Marumo Project 池田順子、渡辺美佐、宮本由紀子、松井三枝、松沢真理子、柳沢ともえ
国鉄コーディネイト 神定封之 渡辺里美
編     集 小中和哉
ネ  ガ  補 小宮サク
現  像  所 ソニーPCL
フ ィ ル ム 報映産業
撮 影 機 材 光映新社
特     機 東宝特機部
協     力 太田龍也、松山 仁、礒野好司、森本レオ、占部博司
鈴木良紀、小口基史、岩田葉子、富永京子、鈴木昭彦
大山勝美、スタジオR、株式会社ぴあ、妙法寺
関東中央病院、成蹊学園、立教大学S.P.P.
メディア・ワークショップ、大澤 豊(こぶしプロ)

出演者名は、EDクレジットからその時の名前を拾ったものであり、現在では改名されている方がいる可能性があります。(それよりも、芸能活動を続けている方がどの程度いるのか分かりませんが...)

解説

 かつてNHKで放送されていた「少年ドラマシリーズ」はSF世界に足を踏み入れるきっかけとなる傑作が並んでいましたが、そのテイストを受け継ぎ、映画として製作されたのが本作です。コバルト文庫シリーズから出版されて人気を博した小説を、今や映像作家として高い評価を受けている小中和哉氏がメガホンをとりました。当時の小中監督というと新進気鋭の映像作家と言われていました(当時の彼は22歳でした)が、大々的に製作されたのではなく、自主製作の延長線上で製作されたという感覚の方が正しいでしょう。(これまでは8mmばかりだった彼の初めての16mm作品であり、商業用作品でもあります。)がが、主演の有森也実さんが本作の翌年に松竹の大作「キネマの天地」で一躍ヒロインに抜擢されたため、本作の名前が広まったとも言えます。(事実、有森さん以外の出演者は一人を除いて現在は俳優として名前を聞きません。どうされているのでしょうか?御存知の方、或いはご本人様がいらっしゃったら、是非ともご連絡下さい。尚、商店街の通行人の中に、現在映画監督として活躍されている黒沢 清監督の名前があります。実は、黒沢監督は小中監督の大学の先輩ということです。偶然、本作のロケを行っているところに黒沢監督が出くわして、急遽出演したということです。これは貴重なシーンといえます。)
 また、小中和哉監督と言えば、比較的新しいところでは「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち」('98)と「ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」('99)(←余りにもこのタイトルは長すぎるぞ!何でも並べりゃいいってもんではない!スタンリー・キューブリック監督作品の「博士の異常な愛情」ならばテーマがテーマなので分かりますが、そんな作品とは思えないですし、円谷プロさん、一考が必要ですよ)の監督と言えばお分かり戴けるでしょうか。また、ファンタジー色の強い「四月怪談」(柳葉敏郎&中島朋子主演、'88年)も小中和哉監督の作品です。尚、小中は小中でも、小中千昭監督はTVシリーズの「ウルトラマンダイナ」や他の作品でも活躍されていますが、二人はご兄弟です。(念のため)
 主演は本作が映画初主演となる有森也実さん。当時はデビューして間もないこともあって、初々しいフレッシュな演技を見せてくれます。身近にいる可愛いお姉さん、という感じがして、とても新鮮でした。とはいうものの、当時本作は大々的に公開されることもなく、ひっそりとした扱いだったので、その存在を知らない方も多いことでしょう。いや、知らない方が当然かも知れませんね。でも、特撮ファンの間では、「宇宙船」(朝日ソノラマ)に本作の記事が載っていたためにご存知の方が多いでしょうが...(どちらかと言うと、自主製作映画の延長線上の作品という感じがする)本作品が注目されたのは、先にも書いたように、後になってからのことでして、主役の有森也実さんが松竹の看板作品である「キネマの天地」で主役に抜擢され(藤谷美和子さんの降板により突如大抜擢された)、そちらの演技で絶賛されたこともあって、有森さんが出演しているということで注目されることになったのです。今では「有森也実さんの幻のデビュー作」ということになって有名になっています。(「キネマの天地」で、当初の予定通り藤谷美和子さんが小春役を演じていたら、どうなっていたでしょうかねぇ。しかし、正確に言うと「デビュー作」ではないのですが...)また、それからしばらくしてから、若手の注目映像作家として小中和哉監督にスポットが当たった時にも再び注目されました。つまり、有森&小中という柱が本作にはあったということです。(大々的な作品ならばともかく、本作にそういう要素があったということは、これはとてもすごいことです。でも、後にBIGになるような人では、こういう運命的なことがよくありますが...)二人とも現在ではビッグになっていますが、再び小中和哉監督で、有森也実さん主演でファンタジー路線の作品を、というのは無理でしょうかねぇ...(E.ベアールの「天使とデート」や、D.ムーアの「ゴースト」の向こうを張り、G・ケリーの「泥棒成金」「上流社会」のような優雅さと美しさを兼ね備えたロマンチックな作品を期待したいのですが...(こう書くのは、也実さんにはそれだけの魅力があるからです。))それから、日本だけに限らず、世界に進出することも考えてもらえれば...
 山田洋次監督が言うように、有森也実さんは確かに素晴らしいものを持っていることが本作からもよくわかります。本作においては、ヒロイン・理沙(演:有森也実)の目(寂しそうな目、大きな瞳、その他)がとても印象的です。目でお芝居が出来る女優さんはそんなに多くいませんので、久しぶりの大物登場、と感じました。また、理沙はファンタジー色の強い本作ではヒロインの王道をいく設定となっていますが、そんなことを全く感じさせない有森さんのフレッシュな演技にとても感動しました。また、何よりも也実さん自身が一生懸命演じていることがひしひしと伝わってきます。(こういうことが伝わるということは、やはり大物ということに間違いはない!)
 「パラレル・ワールド」SFの世界では今では誰もが知っている設定ですが、「少年ドラマシリーズ」の流れを受け継いだ本作では、難しく語ることなくパラレル・ワールドを理解することができ、また、ファンタジーの世界に浸ることが出来ます。とてもロマンチックなお話で、「少年ドラマシリーズ」という名前に恥じることはなく、新たな世界観を見事に生み出した秀作です。
 ということで、本作は、有森也実さんと小中和哉監督が関係していたということで、今や伝説の作品ということになっていますが、本作の製作当時、このようなことになると考えた人がいたことでしょうか?(LDが発売になっていましたが、ひょっとしたら凄いプレミアが付いているかもしれませんね... また、時代を考えると、是非ともDVDでもリリースしてほしいものです。→2002年4月に、小中監督の「夢を追いかけて」とのカップリングでDVD化されました。(追記))
 シリウス流星群がまもなくやってくる秋、星を見るのが大好きな昭雄(神田)はごく普通の高校生。だが、彼は一週間前に交通事故で頭を打ってから様子がおかしいのだ。会ったことのない女の子の夢を毎日見るのだ。彼女は星空の下で、潤んだ瞳で昭雄に何かを伝えようとしていた。昭雄も「悲しそうな目をしている」と感じて気にしていた。
 ある日、学校帰りの昭雄は駅でその女の子の姿を見かける。その日帰宅した昭雄は驚いた。自分は事故で死んだことになっていたのである。彼はいつの間にかパラレル・ワールドに迷い込んでいたのである。少女はこちらの世界で昭雄の彼女であったが、重い病気で入院していたのである。彼女の名前は理沙。死んだ昭雄と共にシリウス流星群を一緒に見ようという約束をしていた。昭雄は唯一の理解者であるSFマニアの親友・尾崎の力を借りて、理沙を病院から連れ出して、理沙との約束を果たそうとする。そして満天の星空を流れるシリウス流星群。つかの間の幸せに浸る昭雄と理沙。しかし、パラレル・ワールドの歴史を修正しようという力が働いて、理沙は...また、昭雄にもその力が働こうとしていた...
 99-08-09にTV大阪で本作が放送されましたが、いつ見ても也実さんは素敵ですねぇ〜〜。(と言いつつ、筆者はLDソフト(DVDが発売になって、こちらも購入しましたが...)を持っているので、いつでも見ることが出来るのですが...)
 尚、本作が2002/4/25に待望のDVD化されて発売されました。これで皆さんも入手して、いつでも見ることが出来るようになりますね。尚、このDVDは、小中和哉監督作品の「夢を追いかけて」とのカップリングです。また、小中監督と有森さんが本作を見ながらの対談音声が収録されているのも注目です。本作の裏話なども聞くことが出来ます。(これだけでも、本作DVDを購入する価値は十二分にあります。)

(C)1998-2008 G.I.A,MEICHIKU&Matsu-Red All Rights Reserved.