学研トランシーバー 
息子にトランシーバーを買ってやろうと思い、おもちゃ屋さんへ行くも、昔と違っていわゆるトランシーバーらしい商品は非常に少なく、トイザらスでさえ学研の商品が1種類あっただけでした。

家に帰って空けてみると、一昔前のアマチュアハンディ機にデザインが似ています。

僕の子供の頃は、おもちゃのトランシーバーは、ある種のステータスシンボルのような物で、持っているだけで友達に自慢できる類の物でした。

小学校3年生ぐらいの僕は、欲しくてたまりませんでしたが、なかなか買ってもらえず、やっと買ってもらったのも、型落ちで安くなっていた物でした。
買ってもらったのは学研のラジホーンシリーズで、一番ベーシックな何も機能が無いタイプの物でした。

実はこれが僕の高周波の道へ入るきっかけとなった訳ですが、当時の物と比べると当たり前ですが随分洗練されたデザインです。

早速使ってみると、アンテナがロッドアンテナではなく、ラバーアンテナのようなふにゃふにゃした物になっています。
トイザらスで2台セット2600円で購入。
昔の物より部品点数が少なく感じる。調べたおかげで、少し超再生回路の御勉強になりましたが、アンテナから回路へ繋がっている最初の所に、RFCが繋がっている理由が良くわからなかった。フィルターなのだろうか?
アンテナに触れると、なんだか自己発振気味の音がします。
いかにも超再生風の音です。

子供はまだ、PTTを押しながらしゃべると言う動作ができないようで、せっかく買ったのに一緒に遊べないのでつまりません。

そうこうする内に、周波数はどの当たりを使っているのか気になってきまして、IC−746のゼネカバ機能で調べてみました。

多分40Mhz台だろうと思って調べたら、49.860Mhzあたりで一番良く入感します。

ただし、このトランシーバーのスイッチを入れると、バンド全体に何やら電波がまんべんなく発射されている感じで、Sメータが5ぐらい振れます。
送信すると、IC-746は、立派に?6mバンド中で抑圧を受けます(笑)。
今度は中身が気になってきたので、空けてみました。

すると、トランジスターは4石で、ちゃんと水晶がありました(当たり前です)。
半導体素子数の意外な少なさに驚きました。AF段はICでも使っているのかと思いましたが違いました。

昔僕が使っていたおもちゃのトランシーバーは、確か5石。それより少ないとは、技術が進歩したのか、コスト削減の為なのかわかりません。

乏しい知識で、素子の配置とプリントパターンを裏から眺めて見た結果、多分受信は超再生だろうと推測します。まあ、水晶も1個しか無いし、中間周波トランスも無いので、スーパーと言う事は無いでしょう。

変調方式は、プリントパターンを裏から見ているのと、PTTスイッチがどう繋がっているのか分からなかったのと、めんどくさいので良く分かりませんでした。
x'talを確認すると49.860Mhz。
アンテナと言うよりむしろ長いコイル(笑)。
それにしても、この程度の部品点数でトランシーバーが出来るとは、ちょっと感心です。
もっとも、超再生のクエンチングノイズと思われる不要電波がたくさん輻射されていますが・・・。

あとちょっと気になったのは、アンテナ。
ふにゃふにゃの樹脂製アンテナの中身は、コイルのような鋼線でした。

と言う事は、このアンテナはヘリカルアンテナの一種?

こうして子供のトランシーバは、パパの格好のおもちゃになったのでした。

ちなみに、水晶をアマチュアバンド用に差し替えて調整したら、QRPトランシーバーになるのでしょうか(笑)?