アパマンハムだから
 
さて、再開局して2アマも取って、無線設備も一通り揃い局免許も下りました。
でも、まだ本格的には運用していません。
何故なら、まだマンションの管理組合に正式に許可を受けていないからです。

もっとも、管理規約には無線をしてはいけないとは一言も書いてありませんし、ベランダにアンテナを
設置するなとも書いてありません。こっちには「無線をする権利がある」と言ってしまえば、インターフェアさえ
出なければ案外住民は無関心で(相互干渉を嫌って)問題にならない可能性もあります。

しかし、万が一インターフェアを出してしまった場合や、アンテナ等の工作物が落下して第三者に損害を与えた
場合などを想定しますと、管理組合=他の住民との関係を考えた場合、こちらの状況をディスクロージャーして
一定以上の安心感を与えた上で約束を交わし、信頼関係を結んだほうが、末永くアパマンハムで運用する上で
有利だと思います。

何をやっているのか分からないと言う状況は、いたずらに相手の不安感を煽るばかりではなく、テレビなどに
インターフェア以外の理由で障害が発生した時、あらぬ疑いをかけられる事も考えられ、管理組合との信頼関係を
構築していないと話がこじれる原因にもなりかねません。

10Wで開局した当初は、ベランダにアンテナを上げていたとは言え、出力が小さいですし、こちらも当初から
もっと勉強して2アマになってからQROとセットで管理組合の対策をしようと考えていました。
実際、4アマの設備での運用はおおむね半年ほどで、その間にインターフェアに関するさまざまな知識を得
(まだまだですが)、対策を施してきました。

アンテナも増設して144Mhzと430Mhzは、ベランダに小さいながらも八木を上げました
こうなると、相当目立ちますからQRO後、間をおかずに理事会で議題にあげてもらい、正式に申請しました。

管理組合との手続きは、各マンションの管理規約や理事会の開催形態など千差万別でしょうから、お住まいの
マンションの管理規約に従うとして、提出する文書やその内容に関しては、前出、JJ1VKL原岡 充氏著作の
「アパマン・ハム ハンドブック」(CQ出版社刊)が非常に良い参考になります。
事実、原岡氏が推奨する形態で申請した所、マンション管理会社の担当者を唸らせる(黙らせる(笑)?)
内容であった事が、原岡氏の経験と指摘の正しさを証明しています。

もっとも、僕なりに多少工夫して、無線を知らない人でも分かりやすいように、アンテナなど無線設備の説明には
デジカメ写真付のカラー文書を用意するなどいたしました。

ただ、マンションの管理規約に最初から「無線をしてはいけない」「ベランダアンテナ禁止」などと言う規約がある
場合もあるでしょう。僕の自宅マンションは築5年弱の比較的新しいマンションですので、過去にそう言う規約が
出来る原因を作った人も無く、屋上アンテナ設置禁止以外に不利な規約はありませんでした。

ただ、うちのマンションのように、管理組合がマンション管理会社に実際の管理業務を委託している場合も
多いかと思います。管理会社の経験が豊富な場合は、過去の事例等を引き合いに出して色々と言って来ることも
考えられます。
過去の事例を元に許可されないような場合は、根気良く交渉するしか無いと思います。

それでもだめなら、小電力で強行開局して様子を見るか、モービルハムに賭けるしかないかもしれません。
僕の個人的な考えですが、順法して他人に迷惑をかけない限り、正当な理由も無く無線局の開局を認めないような
管理規約は、個人の権利を奪うものであって、その規約自体が無効なのではないかと思っています。