第1回オーディオオフ in ルッソさん宅
(2002年11月17日 14:00〜18:00)
オーディオ猛者のルッソさんのお宅で、自慢のオーディオシステムを聴いた!愛でた!泣いた!の巻


まずは使用機器の紹介!

●スピーカー:Victor ZERO-L10
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10年選手の為、老朽化したエッジは広島の「サウンド デン」(クライオ処理で有名!)にて、
鹿皮に貼替え済み。さらに、ウーファーには再着磁処理済み。
ツイーターとスコーカーはセラミック素材を採用。
ウーファーとミッドローはセラミック/カーボンクロスの複合コーン
セラミックは、ベリリウムより密度が高く、チタンよりもヤング率が高い、、、らしい。
密閉型4ウェイ(39cmウーファー、21cmミッドロー、6.5cmスコーカー、3.0cmツイーター)
周波数特性:20〜50,000Hz
出力音圧レベル:93dB/W・m
クロスオーバー周波数:230, 950, 6,600Hz
重量:105kg/1台(!)
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↑貴重な製品カタログ!

●パワーアンプ:LUXMAN B-10!!(×2台)
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●プリアンプ:LUXMAN C-10
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しっとりとしたクリック感がたまらない、上質なボリュームに萌え。

●CDプレーヤー:LUXMAN D-500X's(Dentecチューン済み)
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スピーカーのエッジ貼替えの際に、「サウンド デン」にてマスタークロックを
「Dentec」ブランドの高精度なものに交換して、描写力が段違いに良くなったとの事。
珍しいトップローディングタイプで、蓋を開けるとスウィングアームのピックアップが覗く。

●アナログプレーヤー:MICRO BL-91
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やはりベルトドライブのシンプルな機構は美しい、、、
ちなみにカードリッジは、DENONのDL-103を、ずっと使い続けているとのこと。

●フォノイコライザー:LUXMAN E-06α
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●部屋:7畳くらい(?)のフローリング
はっきり言って、巨大なSPに比べると、やや狭い室内。
しかし、家を新築する際に、2重サッシ、壁面には鉛シート埋め込み、
さらに重いオーディオラックを置くことを想定して、床下の根太の間隔を
半分に狭めるという、オーディオ再生の為に様々な対策を施した贅沢なお部屋になっている。


さぁ、ここから一気にこの日聴いたソフトの紹介!(はルッソさんのソフト。はイースーチーの持込みソフト)

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MICROのプレーヤーを愛でるルッソさん。

(1)diana krall / stepping out (CD)
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 イースーチーの襲撃に備え、朝早くから装置の電源を入れて貰っていた為、
 いきなり絶好調な再生にメロメロになる。
 シンバルの、雑味の無いどこまでも伸びる高域が素晴らしい。

(2)Jun Kimura & 346 / Meu Espaco (CD)
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 やはり、ここはお約束、ということで、イースーチーがたむら亭で購入した例のボサノバCDを
 かけてもらう。
 サックスとギターのみで、ネットリとしたグルーヴを生み出す演奏が素晴らしい、TRACK3をチョイス。
 んー、さっきのCDに比べて周波数レンジが狭くて、ハードの器の上で小さくまとまってる感じがする、、、
 
 という訳で、ここでイースーチー秘蔵の怪しい音質改善グッズを取り出す、、、
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 アコースティック・リヴァイブ社のディスク・ディマグネタイザーRD-1である。
 簡単に言うと、「CD消磁機」である。
 カセットテーププレーヤーの磁気ヘッドは、着磁した際に高域特性の劣化など、
 磁気による悪影響があることは有名だったが、
 この機械は、ハード側ではなく、ソフト側を消磁するものである。
 ループ減退脱磁法による消磁で、あらゆるCDに好ましい効果があるとの事。
 特に、レーベル面に黒や紺などの濃い色が含まれる場合、インキの中に鉄などの
 磁性金属が含まれるらしく、効果が大きいらしい。
 たむら亭CDは、レーベル面にメッシュ状に黒インキが使われているので効果が期待できそう、、、
 実は、買って以来数回試したが、アパートの部屋で廻りの部屋に気兼ねしながら
 大音量再生したときくらいしか違いが解らなかったので、ずっとしまったままだったのである。
 しかし、今回はこの怪しい機械の実力を試す絶好の機会!
 期待と緊張の入り混じる中、「ERASE」ボタンに手を伸ばす、、、
 約10秒で消磁は完了。
 再び、TRACK3を再生、、、
 
 劇的、とまでは行かないが、あたかもベールが一枚取れた感じで、
 サックスとギターの、特に前後関係が明確になってきた。
 ルッソさんも「クリアになったね!」と、驚いた様子。

(3)WALLY BADAROU / ECHOES (CD)
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 再び、イースーチーの持参したCDを掛けてもらう。
 これは、'84年発売ながら、今聞いても新鮮な、超絶の打ちこみサウンド。
 (「manbo」という曲は、マッシブアタックの元ネタにも使われていたりもする、、、)
 車で爆音で良く聴いていたため、盤面は傷だらけ、、、
 
 TRACK9の「JUNGLE」をチョイス。意外にfレンジが広く、エグイ音色もバシバシ入っているが、
 どの帯域も表現が曖昧にならないのはさすが。
 ムチのように押し寄せるパルシブな音の洪水に圧倒される。

(4)Spiritual Vibes / tender blue (AD)
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 竹村延和率いるスピリチュアルバイブス。
 '95年発売の12inchであるが、しょっちゅう聴いていてすっかり音が悪くなってしまった為、
 レコード屋から無くなる前に、2枚目を買いに走ったお気に入りの一枚。
 今回持参したのは、2枚目に買った、保存用の方。
 
 A面の1曲目、*(asterisk)[4Beat Dub]をチョイス。
 んー、アナログはやっぱり音の厚みが違う、、、
 イースーチー宅では、SHUREのM44Gが定番だが、安物MMカードリッジとの差を思い知らされる。
 ソリッドな低音は、大口径ウーファーならでは。
 2台のスピーカーのずっと外側まで展開する広い音場に酔いしれる。

(5)竹村延和 / child's view(ドイツ版) (AD)
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 これは、直前に聴いたスピリチュアルバイブスの中心人物の竹村さんの、
 '94年発売のソロアルバム(アナログ2枚組)。イースーチーの座右の名盤です。
 国内版のアナログは、同時発売のCDの中の一部の曲しか収録されていないのに対し、
 ドイツの99recordsからリリースされたものは、全曲収録されているのだ!
 しかし、当時住んでいた大分では手に入らず、休みに都内のレコ屋を必死で廻り、
 何とか手に入れたものなのね、、、(←どうでもいい)

 「ill at ease」という曲をかける。(「落ち着かない」という意味の熟語ですな、、、)
 7拍子(?)の変なリズムと、複雑にうねるベースラインが、聴くものを静かに高揚させる。
 音質云々抜きに、イースーチーは勝手に楽しむ、、、 

(6)古楽幻想「アンダルシアの音楽」 / アトリウム・ムジケーナ古楽合奏団 (AD)
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 ここで、ルッソさんに優秀録音版のレコードを紹介してもらう。
 アンダルシアの音楽ということは、例のコンドル系?と思ったら、
 いきなりものすごいレベルで録音されている、鈴(?)の音に腰を抜かす。
 こんなの、カセットテープに録音できない!
 しかし、これだけのエグイ高音を滲まず、ぶれずに表現できるツイーターの実力は凄い。
 分割振動に頼らずに、正確なピストンモーションができている証拠だと思われ。

(7)HAVANA MOOD / A.P.C. (CD)
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 再び、イースーチー持参のCD。 
 フランスのファッションブランド、A.P.C.のデザイナーである、ジャン・トゥイトゥが
 独自の視点でコンパイルする音楽を提供するシリーズの13作目。
 この作品は、キューバの様々な楽団の演奏が録音された「ORIGINAL」と、
 それを素材にビル・ラズウェルがDUB MIXを施した「DUB」の2枚組になっている。

 まずは、「DUB」ディスクから「CUBAN BEAT」。
 他では聴くことのできない、独自の「パーカッション・ダブ」の世界が展開する。
 気持ち良くて思わず音量が大きくなる。パワーアンプの針式メーター読みだと、ピーク60Wくらい。
 2重サッシで良かった、、、
 
 次に、「ORIGINAL」ディスクから「RYTHM IMPRO」直前に聴いた曲のオリジナルであるが、
 イースーチー宅では、ギミックたっぷりの「DUB」版の方が全然楽しいのに、
 ルッソさんのシステムで聴くと、生演奏のダイナミズムが存分に伝わってくるので、
 「ORIGINAL」も、かなり楽しめる。ルッソさんは、こっちの方がお気に入りの様子。

(8)murasaki / FREE (AD)
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 ルッソさんが若かりし頃(失礼)、最高にカッコ良かったという、
 70年代の沖縄のロックバンドの12inchシングル。
 ツェッペリン張りのソリッドなロックで、
 最近のラウド系音楽の録音とは異なり、無理にコンプせずに、
 素直に響くシンプルなサウンドがかっこいい。
 ところで、「紫」って、ディープパープルを意識したネーミング?

(9)XRCDサンプル (CD-R)
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アルファ146にお乗りになっている、ルッソさんの友人から貰ったというCD-Rで、
 アナログレコードに特殊な処理(←謎)を施して再生したものを録音したものだそうだ。
 
 まず、静寂の深さに驚く。
 無伴奏の女性ボーカルの曲では、前のめりになっているか、
 胸をはって歌っているかが手に取るようにわかる。

(10)Art Pepper meets The Rhythm Section (CD)
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(11)MAX ROACH / DRUMS UNLIMITED (CD)
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(12)カサンドラ・ウィルソン / トラヴェリング・マイルス (CD)
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(13)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲 (AD)
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 「これも録音がいいんですよ、、、」と紹介され、
 期待を胸に聴き始める。

 なにやら、妙に軽快なオーケストラ演奏が始まる。
 「あれ、回転数間違えていませんか?」と、イースーチーがいうと、
 「あ、ホントだ。」と、ルッソさんが慌てて45→33回転に修正。
 さっき聴いたmurasakiの12inchシングルのときの回転数のままだったのね。
 これもまた、アナログならでは。
 '66年の録音で、ジークフリーク・ベーレントのギターとベルリン・フィルのセッション。

 (14)アルビノーニのアダージョ / ゲリー・カー(スーパーアナログディスク)(AD)
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 スーパーアナログディスクという、優秀録音をコンセプトにしたシリーズものらしい。
 ずっしりとした、180gの超重量版のディスクが高音質を期待させる。
 コントラバスとパイプオルガンのセッションで、深く響く低音が軸になる演奏だ。
 かなり再生装置のクオリティを要求されそうな感じだが、
 密閉のエンクロージャーと再着磁処理を行った大口径ウーファーのせいか、
 歪の少ない低音がスッと立ち上がり、スッと立ち下がる。
 
 当たり前のようだが、これは実は凄いことである。
 バスレフでは、量感こそ表現できるにしろ、ポートノイズ等々で、
 ここまでの音階表現は難しいであろう。
 また、プアなマグネットのウーファーでは、制動が利かず、低音が尾を引き、
 輪郭の見えない下品な音にななりかねない。

(15)スーパーギタートリオライブ / FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO (AD)
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 最後は、'80年録音の3人のギタリストのみによる、ライブ録音。
 (アル・ディ・メオラ、パコ・デルシア、ジョン・マクラフリン)
 発売当初は、「ライブ録音なのに音がいい」と、話題になったものだそうだ。
 
 録音も素晴らしいが、何より、その演奏が凄い、凄すぎる。
 これでもかこれでもか、というような超早弾きに思わず笑ってしまう。
 いわゆる「ボケ倒し」だ。(←何か違う)
 予定調和的な展開とは無縁で、実にスリリングである。
 これは、車でも聞いてみたい。ルッソさんによるとCDも出ているとのこと。
 んー、これは欲しい!絶対買う!


楽しい時間を過ごしてきたが、気付けば18時を廻っている。
あまりお邪魔しても悪いのと、早くオフレポを仕上げなければならない義務感にかられ、
そろそろ失礼することにする。んー、実に有意義な一日だった!

ルッソさん、ありがとうございました。今度は、また別の企画でオーディオOFFを開催しましょう!

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